ノーコード・ローコードとは?メリット・デメリットや注意点3つも解説

 2021.04.02  BizApp チャンネル編集部

ノーコード・ローコードとはどのようなものなのでしょうか。本記事ではノーコード・ローコードの概要やそれぞれのメリット、ノーコード・ローコードツールを利用する際のポイントなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ノーコード・ローコードとは?メリット・デメリットや注意点3つも解説

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ノーコード、ローコードとは?

ノーコード・ローコードとは、アプリケーションなどの開発を行う際にコードを書かない、もしくは少ないコードでも開発ができるというものです。しかし具体的にどのような違いがあるのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、まずはノーコード、ローコードの概要についてご紹介していきます。

ノーコード

ノーコードはソースコードの記述を全く行わなくても開発ができるというものです。そのため、ノーコードではプログラミングに関する知識が一切不要で開発ができます。

ノーコードの開発を実現するツールは、最初からテンプレートや使える機能が決まっているため、それ以上の機能拡張はできません。そのため、ノーコードは小規模なアプリケーションや、単一機能のシンプルなアプリケーション開発に向いています。

ノーコードを活用するなら、業務部門でのペーパーレス化など、基本的な機能で業務をデジタル化したいケースなどがおすすめだと言えるでしょう。

ローコード

ローコードは従来のようにゼロからプログラミングを行うよりも、圧倒的に少ないプログラムコードでアプリケーション開発ができるというものです。

ノーコードは利用できる機能が限定的でしたが、ローコードは再利用可能なオープンAPIや高い拡張性を持ったアーキテクチャを利用することで、機能を拡張することができます。

さらにオンプレミス環境、クラウド環境にデプロイできる優れた柔軟性を持っており、外部のソフトウェアと統合することもできるため、広範囲なアプリケーション開発に活用できます。

たとえば複雑な権限設定が必要な部署間を跨ぐシステムを開発したい場合は、ローコードが適していると言えるでしょう。

ノーコードのメリット

ノーコードは一般的なシステム開発プロジェクトのようなソースコードの記述を必要としないため、非エンジニアを含めたさまざまな人材のシステム開発が実現できます。

これから、ノーコードにはどのようなメリットがあるのか具体的にご紹介していきます。

誰でも開発がしやすい

ノーコードはその名の通りコーディングが不要です。エンジニアのようなプログラミング言語の知識やビジネスロジックの構築スキルも必要としないことから、専門的なスキルを持っていない人でも開発がしやすいです。

そのため、プログラミング経験のないさまざまな人にアプリケーション開発が実現できます。

専門のチームがいなくても開発が行える

一般的なシステム開発の現場では、目的とするシステム開発のためのプロジェクトを立ち上げて、プロジェクトリーダーや複数人のエンジニアでチームになって開発を進めていきます。

しかしノーコードの場合はそもそもコーディングを行う必要がないため、開発に特化したエンジニアチームを構成しなくてもシステム開発が行えます。

用意された範囲での拡張が簡単

ノーコードは基本的に用意されている機能を使って開発を行うことから、ローコードを利用する場合や自分でプログラミングを行う場合のように、柔軟な拡張はできません。

しかしノーコードツールの中であらかじめ用意された範囲内であれば、アプリケーションが完成した後であっても簡単に機能を拡張することが可能です。

ローコードのメリット

ローコードはノーコードのように全くコーディングが不要というわけではありません。しかしローコードにはノーコードにはないメリットがあります。

それでは、ローコードにはどのようなメリットがあるのか具体的にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

汎用性・拡張性が高い

ノーコードは最初から用意されている機能のみを使用することになるため、あらかじめ用意されていない機能拡張はできません。

一方、ローコードは少ないコードの記述でプログラムが構築できますが、ノーコードと違ってコードの記述が可能なため、ユーザー側で自由に機能を実装することができます。そのため、高い汎用性や拡張性を持っています。

利用目的が限定されない

前述のとおり、ローコードはコードを記述することによって必要な機能をユーザー側で実装できます。そのため、プログラミングによって実現できることであればさまざまな拡張ができ、利用用途も限定されることはありません。

ノーコードが限定的な利用になることと比較すると、幅広い目的で利用できるのがローコードのメリットだと言えるでしょう。

既存のシステムとの連携が可能

ローコードには他のソフトウェアやシステムとの連携機能が最初から搭載されています。そのため、ローコードの連携機能を利用してコードを記述すれば、社内で利用している既存システムを連携するシステムを構築することも可能です。

たとえば、ローコードで作成したシステムから社内ツールへ自動的に通知するといった連携も可能です。

ノーコードやローコード向けツールを利用する際のポイント3つ

誰でも効率的なシステム開発が実現できるノーコード・ローコードツールですが、いくつかの注意点もあります。ここでは最後に、ノーコードやローコード向けツールを利用する際のポイント3つをご紹介します。

1:シャドーITにならないよう管理する

ノーコードやローコードツールを利用すると、これまで情報システム部などに開発を依頼していたシステムが一般の部署内でも簡単に作成できるようになります。

しかし、だからといって部署内で好き勝手にシステムを作ってしまうと、情報システム部など他の部署に公開されていないシャドーITなシステムになってしまいます。

そのため、ノーコード・ローコード向けツールを利用する場合は、作成するシステムの管理を徹底するようにしましょう。

2:大規模なシステムには向かないことも

ノーコード向けツールもローコード向けツールも、開発をサポートするツールを利用する以上、プログラミング言語やフレームワーク、ライブラリなどを使ってゼロから開発を行うケースよりもできることは限られます。

特にノーコードの場合はできることが限られるため、小規模でシンプルなシステム開発に向いています。そのため、希望しているシステムの規模があまりに大きいなど、最先端技術を要するようなシステムの場合、開発に向かないこともあるでしょう。

3:必要な機能を網羅できるかどうか確認しておく

前述のとおり、ノーコードもローコードもツールを用いる以上、そのツールが対応していないことはできません。比較的自由度の高いローコード向けツールであっても、すべてをコードで開発するわけではないため、対応できない部分はあります。

そのため、ツールを選ぶ場合は、必要としている機能の開発を検討しているツールのみで網羅できるかどうか確認しておきましょう。

まとめ

ノーコードやローコードツールを活用することで、専門的なスキルを持った人材がいなくても誰でも簡単に必要なシステムを開発できるようになります。

しかし選ぶツールによっては希望している機能を全て実装できない可能性もあるため、ツール選びは慎重に行う必要があるでしょう。

ぜひこの記事でご紹介したノーコードやローコードの概要、ノーコードとローコードそれぞれのメリット、ノーコードやローコード向けツールを利用する際のポイントなどを参考に、目的に合わせて最適なノーコード・ローコードツールを利用してみましょう。


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