中小企業がPowerAppsを活用して業務アプリケーションを開発するメリット

 2020.12.29  BizApp チャンネル編集部

企業の売上や利益の拡大のためには、現存業務の効率化が欠かせません。特に人的リソースに乏しい中小企業ほど、業務効率化へのニーズは高いのではないでしょうか。Microsoft PowerAppsはプログラミング不要で業務ツールを作成できる便利な製品です。

本記事では、Microsoft PowerAppsを使って業務効率化ツールを作成するメリットについて詳しく解説します。

中小企業がPowerAppsを活用して業務アプリケーションを開発するメリット

Microsoft PowerApps はじめてのアプリ開発

中小企業が業務アプリケーション開発で抱える課題

中小企業では大企業に比べて業務用のアプリケーションが少なく、非効率な業務が行われていることが少なくありません。中小企業におけるアプリケーション開発が難しいのは、3つの課題が大きなハードルとなっているからです。

すぐにシステムが導入できない

中小企業の抱える課題の1つは、システムの導入がすぐに行えない点です。多くの企業では、システムの購入のためには特別に予算を準備する必要がありますし、また資金が十分でも自社開発は難しいため、外部のITベンダーに依頼することになります。

外部に開発を依頼する場合、要件定義や人員のアサインなどでプロジェクト開始までも時間がかかりますし、実際の納品までも相応の期間が必要です。そのため、システムが使用できるまでには相談から数カ月以上必要なことも多く、その間に状況が変わったり、導入意欲も下がったりしてしまいます。

高額な開発費がかかる

また、アプリケーションの開発は一般的に高額な開発費がかかります。中小企業は運転資金に余裕がないことも多く、この開発費の準備ができずに開発を断念することも少なくありません。専用のアプリケーションを1から開発する場合、コストは数百万円、数千万円かかることも珍しくないため、なかなか導入には至らないかもしれません。

パッケージソフトを自社の業務に合わせてカスタマイズする場合はコストを抑えることができますが、それでも数十万円から数百万円が相場で、簡単に出せる金額ではないために見合った効果を見込めないと、導入実現は難しいでしょう。

現場の要件と異なるシステムが出来上がる

システムを開発する場合、社内のIT部門や社外の業者が開発を担当します。多くの場合、システム開発のプロジェクトでは社内外のエンジニアによってチームが組まれ、利用部門は希望を伝えるだけになりがちです。

しかし、現場にヒアリングを行っても、業務への理解が不十分だったり、システムへの反映がなかったり、また必要以上の機能が実装されてかえって使いにくかったりと、現場の希望とは異なるシステムになってしまうことが少なくありません。システムへの投資を必要最小限に抑えたい中小企業にとって、これらは頭の痛い問題です。

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中小企業がPowerAppsを導入するメリットとは

中小企業における業務アプリケーション開発には、Microsoft PowerAppsがおすすめです。

PowerAppsで開発を行うメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。製品のさまざまな特徴から、特に中小企業にとってメリットが大きい部分に絞って、解説します。

簡単に業務効率化ツールを開発できる

Microsoft PowerAppsを利用する大きなメリットは、プログラミングの知識がない人だとしても簡単に業務効率化ツールを開発できることです。

画面上のアイテムを選んでドラッグアンドドロップで組み合わせるだけで、アプリケーションを作ることができます。ExcelやPowerPointといったオフィスソフトを普段から使っているような人であれば、操作について困ることはないでしょう。

業務改善に必要なパーツはサービス内であらかじめ準備されており、組み合わせるだけで必要な機能をもったアプリケーションが出来上がります。そのため、IT人材がいない企業でも利用可能です。

費用がかからないか少額ですむ

一般的にアプリケーションの開発を外注すると数十万円はかかります。しかし、PowerAppsで業務用ツールを自社開発するなら費用はそれほどかかりません。PowerAppsを導入する場合、1人あたり月額4,350円必要となりますが、ほかのOfficeなどの導入形態によっては無料で利用できることもあります。そのほかには、企業内の開発担当者への人件費だけが、必要となるでしょう。

業務ツールの作成にかかる費用が大きく削減できるため、企業の予算編成に大きな影響を与えることはありません。また、導入についての意志決定もしやすく、社内承認がスピーディーに進むでしょう。

一度プロセスを最適化したら横展開可能

PowerAppsは、特定分野のアプリケーション開発を想定したツールではなく、さまざまな開発に利用できる汎用ツールです。そのため、ツールを作れば作るほど企業や開発者にはノウハウがたまっていき、社内のさまざまな業務に対して効率化ツールを作ることができます。

業務はそれぞれですが、開発におけるプロセスは大きく変わりません。そのため、一度開発プロセスが完成してしまえば、それを横展開し、全社のさまざまな案件で使用可能です。1つのツールの開発がうまくいけば、そのノウハウが次々と伝播して企業全体に業務効率化の波を作ることができます。

業務部門の要件との差異が生じにくい

PowerAppsは誰でも簡単に業務用のアプリケーションを作ることができるため、IT部門の人や外部のエンジニアではなく、現場の業務担当者こそが主たる開発担当者です。そのため、言葉ではなかなか説明するのが難しい、業務上の細かな要件や法令に対応した実質的な業務ツールを作成できます。

また、業務上は「職人芸」によって行われていた業務を整理し、システム化することによって企業の共有ナレッジとすることができることも大きなメリットです。無駄なく実用的な業務ツールは、リソースに余裕がない中小企業ほど大きな助けとなってくれるでしょう。

まとめ

業務用アプリケーションは業務効率化には欠かせないもので、企業の規模を問わず大きなニーズがあります。特に人的リソースに不安を抱える中小企業では業務用アプリケーションのニーズが高いものの、開発のために時間やコストがかかることで先送りにされがちです。

また、IT関係者主導の開発の結果、現場ニーズに合致しないシステムが完成してしまうことも多く、問題となっています。リソースの少ない中小企業だからこそ、業務効率化ツールを低コストで調達することが必要です。

Microsoft PowerAppsであれば、低コストで業務アプリケーションを開発できて非常に便利です。プログラミングの知識が不要で、現場の業務担当者が業務実態に即した効率化ツールを自ら開発できますので、導入をお考えであれば、Microsoft PowerAppsを検討してみてはいかがでしょうか。

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