業務担当者がおさえておきたいAIとビッグデータの関係とメリット

 2020.07.27  BizApp チャンネル編集部

「AI(Artificial Intelligence/人工知能)」と「ビッグデータ」。情報化が加速するにつれ、2つのキーワードはさらに脚光を浴びています。もしも皆さんが深刻な業務問題・経営問題を抱えていて、それらを解決する方法があるとすればAIとビッグデータを駆使したソリューションに他なりません。そこで本記事では、業務担当者に押さえて欲しいAIとビッグデータの関係、そしてそれらを活用するメリットをご紹介します。

業務担当者がおさえておきたいAIとビッグデータの関係とメリット

AIとは?

「AI」と聞いてサイエンスフィクションに登場するようなヒューマノイド(人型ロボット)をイメージする方は格段に少なくなったことでしょう。これも近年急速に発展したAIの功績であり、AIをより我々のビジネスや私生活に近しいものにしました。

では、結局AIとは何なのか?AI研究の第一人者として知られたジョン・マッカーシー教授(1924 - 2011)はAIについて次のように語っています。

“It is the science and engineering of making intelligent machines, especially intelligent computer programs. It is related to the similar task of using computers to understand human intelligence, but AI does not have to confine itself to methods that are biologically observable.(それは知的な機械、特別な機会を開発するための科学と技術です。人間の知能を理解したり模倣することに関係するものですが、しかしその全て自然界の生物が行っている知的手段に研究対象を絞ったものではありません)”

引用:WHAT IS ARTIFICIAL INTELLIGENCE? Basic Questions

AIは人間の知能を模倣するための研究分野ではあるものの、必ずしもサイエンスフィクションのようなヒューマノイドやアンドロイドを開発することを目的としているわけではない、ということです。事実、現代で活躍しているAIのほとんどがヒューマノイド等とは全く異なり、特定の分野において人間の作業をサポートするアシスタント的要素を備えています。

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ビッグデータとは?

AIの発展に伴い注目されるようになったビッグデータは、「巨大なデータ」を表すだけではありません。情報化が進んだことで企業では様々なシステムが稼働し、インターネット上では無数のコンテンツが飛び交い毎日数十億人のユーザーがインターネットを利活用しています。これらの環境がもたらすデータの量は想像をはるかに超えるものであり、企業単位で見ても膨大なデータが日々蓄積・交換されています。

ビッグデータとはそうしたデータの塊を意味するのではなく、特定の要件に沿ってビジネスに新しい知見をもたらすようなデータ群を指しますビッグデータには、ダグ・レイニーというアナリストが提唱した「3つのV」の定義があります。

  • Volume(データの量)
  • Velocity(データの速度)
  • Variety(データの多様性)

つまりデータの量もさることながら、更新速度や多様性に富んだデータ群こそビッグデータであり、これを解析することであらゆるビジネスの最適化が図れると考えられています。実際にビッグデータ解析によって躍進したビジネスも多く、日本国内においてもいくつか好例があります。

AIとビッグデータの関係

AIは非常に知的なコンピューターです。しかしながら、無から何かを学ぶことはできないことを理解する必要があります。人間にはコンピューターを凌駕するほどの学習能力があり、これは学習能力という簡単な言葉で片付けることはできないほどの代物です。AIにも学習能力は備わっているものの、これはあくまで人間が定義したプログラムに従ったものです。

つまり、AIがその知能を向上するにはどうしても人間の手でデータを与えてやらなければいけないわけです。そしてAIにとっての食事や勉強の源になっているのがビッグデータです。膨大で更新速度が早く、多様性に富んだデータをAIに与えることにより、AIは凄まじい速度で学習し知能を向上させます。

AIとビッグデータを活用するメリット

2019年7月に開催された年次イベント「SoftBank World 2019」にて、ソフトバンクグループ代表取締役会長の孫正義が登壇し、AIについて次のように語りました。

“AIが一番得意なこと、これを一言で言い表すなら、AIは「プリディクション(予測)」に最も適した役割を果たします。「AIになにかものを考えてください」と言っても「考えるってなんなの?」となってしまいます。今から5分後、1日後、3日後に起きることを予見する、これをやらせるとAIのほうが人類よりもはるかに得意だと言われる時代が目の前にあります。

中略

今日現在のビジネスで、物を売っている場合が多いと思います。例えば、在庫の回転率を向上させると、その会社の利益は莫大に増えます。この在庫の回転率を増やすためにAIを使って、例えば、「金曜日の夜7時にどれくらいの注文がくるのか、ちなみに今日の夜7時は大雨が降りそうだ」というと、大雨だというデータをもとに出荷されるだろう注文の数を予見することができます。ですから、より在庫の回転率は科学的に上がるはずです。”

引用:AINOW「人類の進化はこれで終わりではない、AIの“推論”によってさらに加速する【SoftBank World 2019 基調講演レポート前編】」

AIとビッグデータは非常に高度なプリディクションを実現します。それは上記に語られている在庫回転率の向上だけでなく、設備の故障予知による安全性向上、市場予測による新商品開発の最適化などあらゆるビジネスに波及します。

Microsoft Dynamics 365 AI

我々が、AIとビッグデータを使って得られるメリットは計り知れません。しかし、AIやビッグデータが有効であるとわかっていても何から始めたら良いかわからないと言う方も多いのではないでしょうか。

このようなケースを想定し、マイクロソフトが提供するビジネスアプリケーションDynamics 365にはAI機能が搭載されていることをご紹介します。

Dynamics 365を企業が採用することで、専門知識に関係なく AI で組織にデジタル変革をもたらします。

以下はDynamics 365に搭載されたAIで実現可能なソリューションの一例です。

  • Dynamics 365 Sales Insights

顧客データを利用して、AI を活用したインサイトにより、売り上げを拡大し、優れた意思決定を促進します。

  • Dynamics 365 Customer Insights

顧客に関する包括的な情報を獲得し、パーソナライズされた顧客エクスペリエンスを推進するインサイトを発見できます。

  • Dynamics 365 Customer Service Insights

AI を活用したインサイトを利用して優れた意思決定を下し、自信を持って積極的に顧客満足度を向上させましょう。

  • Dynamics 365 Virtual Agent for Customer Service

インテリジェントで適応性のある仮想オペレーターにより顧客の問題を迅速に解決します。

  • Dynamics 365 Finance Insights

顧客の支払いの推奨、インテリジェントな予算案、キャッシュ フロー予測を使用して、組織はキャッシュ フローをより効果的に管理できます。

ぜひこの機会にDynamics 365を導入したAI活用をご検討ください。

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