ERPが解決できる課題と導入効果

 2017.05.12  BizApp チャンネル編集部

皆さんは、ERPを導入することでどのような効果を得られると考えているでしょうか?様々な導入メリットを持つERP導入ですが、イメージと現実の乖離により、ERP導入に失敗してしまうというケースも少なくありません。

原因はERPに対する曖昧な理解と「こんなメリットがあるだろう」という固定概念です。また、ERPを導入した取引先からの情報を受け、自社に対するERP導入をメリットを想像してしまうということもあるでしょう。

ERPを導入することで得られるメリットは企業によって異なりますが、大まかなメリットはすでに明確化されています。まずはそれらのメリットを十分に理解した上で、自社導入を行った場合はどうなるのかを考えることが先決です。

そこで今回は、ERP導入のメリットをしっかりと理解していただくための内容にしていきたいと思います。まずはERP導入前に抱えていることの多い経営課題について確認していきましょう。

ERP導入前に抱えている経営課題

データ分析の際、収集や加工に時間がかかり過ぎリアルタイムな分析ができていない

ビッグデータ解析の重要性が説かれ出してからしばらく、多くの企業が新たにデータ分析へ取り組んでいます。企業が日々蓄積する膨大なデータの中から、明日の収益に繋がる情報を導き出すことができれば、これほど生産的なことはないでしょう。

しかし、現実問題としてビッグデータ解析を正しく行えている企業はそう多くありません。その最も大きな原因は「リアルタイムな分析ができていない」ことに起因しています。

業務システムが部署ごとに点在している環境では、データの収集から加工に多大な時間を費やしてしまい、いざデータ分析を行う時には数週間前のデータを参照にしているといったケースが少なくないのです。

鮮度の低いデータを解析してもビジネスの最適化を図るのは難しいでしょう。

整合性の取れた信頼できるデータがないため無駄な業務が発生している

よくある事例として、営業マンが顧客からの製品発注を受けた際に顧客管理システムのデータを見るのではなく、在庫担当者に確認を取るか自ら倉庫に赴き在庫状況を確認するという光景が見受けられます。

基幹システムに関するお役立ち資料

正直、こうした業務には無駄が多く顧客へのレスポンスが低下していることで、同時に顧客満足度まで下げてしまいます。

原因は分断化されたシステム環境にあり、各システムの相互連携が取れていないがためにデータの整合性も取れず、信頼できるデータが管理されていないがために発生する課題です。

ITソリューションの肥大化により運用負荷と管理コストが増大している

仮想化技術の導入、クラウドとオンプレミスの複合的なシステム環境。企業を取り巻くITソリューションは年々肥大化の一途を辿っています。恐らくですが今後もITが肥大化していくことはあっても縮小していくことはないでしょう。

こうした環境が抱える運用負荷と管理コストの増大は深刻です。早急に手を打たなければ、ITコストのみで経営を圧迫する可能性すらあります。

内部統制を取ろうにも複雑化されたIT環境が統制を難しくしている

2002年に制定された米SOX法に続きJ-SOX法が制定されたことにより、内部統制による要件やコンプライアンス対応への取り組むが年々厳格化されてきました。今では企業の信頼性を維持するため内部統制を取ることが当たり前となっています。

しかし、複雑化したIT環境化では組織全体にポリシーを適用することも、社員のシステム利用状況を把握することも難しく、内部統制が取りづらい環境になっているのです。

全社的な業務最適化が難しく業務効率化への取り組みが進まない

業務効率化はいつの時代でも重要な経営課題ですが、分断化されたシステム環境では効率化が難しいという現状があります。統合的なシステム環境を整え、全社的な業務最適化を行うことが重要です。

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ERP導入で得られるメリット

情報資源を一元的に管理し、リアルタイムなデータ分析環境を整える

ERPを導入することで、各業務システムから生成されるデータは一元的に管理されるようになります。集約されたデータは迅速に抽出することができるため、リアルタイムなデータ分析環境を整えることが可能です。

 また、ERPとBIツールを連携することで、ユーザーが特別な作業なくデータ分析を行うことができるため、迅速な経営戦略を行えます。

相互連携の取れたシステム環境で信頼性の高いデータを担保する

ERPで提供される各業務システムは相互連携が取れており、各データの変更も連携されています。例えば販売データを入力した際には在庫データに瞬時に反映されるため、信頼性の高いデータを参照にすることができるのです。

これにより無駄な業務の発生を防ぎ、業務効率化を支援します。

複雑なシステム環境を一手に集約し運用負荷とITにかかるコストを削減する

今後も肥大化するITソリューションにおいて、ERPはIT環境の複雑化を抑える唯一のソリューションでもあります。ERPを導入することでシステム運用は一手に集約されるので、運用負荷とコストの軽減が期待できます。

また、クラウドサービスとしてのERPを導入すれば、システム運用をベンダーが行うため運用負荷を大幅に軽減できます。

統合的なシステム環境下でのポリシー適用や操作ログ取得で内部統制を支援する

また、統合化されたシステム環境化では、各業務システムへのポリシー設定やアクセス権限設定、操作ログの取得なども容易になります。これにより企業の内部統制を強力に支援し、コンプライアンスの維持を行えるようになるでしょう。

各業務システムが横断的に連携することで全社的な業務最適化を実現する

各業務システムが分断化されている環境では全社的な業務最適化が難しく、組織全体の業務効率化を図ることが難しくなります。その点ERPの導入で相互連携の取れたシステム環境が整えば、全体の業務の最適化を図ることができます。

カスタマーサポートの迅速化により顧客満足度を向上させる

カスタマーサポート機能を提供しているERPを導入することで、顧客対応が迅速化し満足度を向上させることができます。さらには営業支援や顧客管理など、顧客に関する様々な情報を集約することができれば、過去の情報に基づいた対応で迅速かつ的確な対応が行えるようになるでしょう。

ただし、カスタマーサポート機能を提供しているEPRは数少ないので、選定時は機能面にしっかりと着目して選ぶ必要があります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?ERP導入のメリットは実に多岐に渡り、企業によっては今回紹介したメリット以外の導入効果を得られる場合もあります。大切なのは自社にERPを導入した際の効果を明確にして、理想と現実のギャップを限りなく埋めることです。

失敗しないERP導入を行っている企業の全てが、導入前にこの作業に注力しています。理想と現実が一致することで適切な導入を行い、多少のトラブルが起きた際も的確に対処することができます。

まずは自社が抱える現状課題を整理した上で、ERP導入の効果を探っていきましょう。その際は、今回紹介したERP導入のメリットを参考にしていただければと思います。

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