ERP 事例5選:課題とERP導入後の効果を解説

 2017.06.01  BizApp チャンネル編集部

ERPの導入効果は実に様々です。全社的な業務効率化に成功したという企業もいれば、リアルタイムなデータ活用により経営戦略が迅速化したという企業もいます。皆さんの企業でもERPを導入することで、業務イノベーションなど影響力の強い導入効果を得られるはずです。

しかし、ERPを導入した際の具体的な効果をイメージできる方は少ないと思います。それほどERPとは大規模なITソリューションであり、時に私たちの想像を凌駕した破壊的改革を引き起こすこともあるのです。

今回は、そんなERP導入の事例を5つ紹介していきます。自社環境と照らし合わせつつ、ERP導入の効果を探っていただきたいと思います。

事例1.株式会社アーレスティ

会社概要:自動車部品を中心として事業展開するダイカストメーカー。原材料の調達から金型生産、機械加工、技術開発に至る総合力の高さで業界トップクラスの業績を誇る。

導入製品:Microsoft Dynamics 365 for Sales、Microsoft Office 365

大きな部品ほど設計が複雑になる自動車部品では、見積もり作成のために1ヵ月以上を費やすケースも少なくありません。株式会社アーレスティ(以下アーレスティ)では必要書類を各専門部署に回覧し、そこから3~4週間かけて顧客の要望と設計図面を一つ一つ確認していく必要がありました。

また、営業拠点を多く持つアーレスティでは、エクセルでの帳票管理で無駄が多く発生したのです。

アーレスティがDynamics 365を導入したことで感じた最も大きな導入効果は、「案件一覧」と呼ばれるレポート作成にあると言います。これまで全国の営業拠点からエクセル帳票を集めて、それを取りまとめるのに3~4日間の時間がかかっていたところ、レポートを瞬時に作成できるようになりました。

また、営業活動情報を全社的に共有することで、失注案件も次の教訓として活かせるようになったと語っています。

事例2.NHNテコラス株式会社

会社概要:ゲーム事業やコミックサービスを手掛ける NHN グループ傘下において、データセンター事業を展開。主力ホスティングサービスに「DATAHOTEL」がある

基幹システムに関するお役立ち資料

導入製品:Microsoft Dynamics 365、Microsoft Azure

NHNエコラス株式会社が抱えていた経営課題は顧客獲得にプロセスにあります。これまでセミナーなどで獲得してきたリード情報は営業がフォローするというスタイルを取っていましたが、日々の業務に埋もれてしまい対応が遅れてしまうケースがあり、情報システムもフォロー状況を把握できないため支援には至っていませんでした。

この課題に対しDynamics 365を導入したことで、これまで1ヵ月かかっていたフォローを1週間に短縮し、さらには年間4回だったセミナー開催を12回に増やせたという大きな導入効果を得ています。

事例3.株式会社プロントコーポレーション

会社概要:PRONTO、CAFFE SOLARE、IL BAR、E PRONTOなどの飲食店を中心に企画・運営・経営・及びフランチャイズ展開とコンサルティングサービスを提供。

導入製品:Microsoft Dynamics 365、Microsoft Office 365、Microsoft OneNote

株式会社プロントコーポレーションのSVは、1人あたり10店舗を担当するという負荷の高い業務が問題になっていました。故に店舗訪問や損益計算などによって作成されたレポートは、1ヵ月前のものを参照しつつ経営戦略を立てていく必要があり、経営のリアルタイム性に欠けていたのです。

一方Dynamics 365を導入したことで、これまで2週間かかっていた損益データの集計がSVがデータ入力した時点で確認できるようになり、リアルタイムな経営を強力にサポートする効果が生じたと言います。

また、プロントコーポレーションではOneNoteの導入によりSVごとの資料作成方法が可視化され、最適な業務をサポートできるようになりました。

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事例4.アキュウェザー

会社概要:世界有数の気象予測会社であり、1962年の設立以来世界中のマスコミ、企業、政府など17万5,000以上の顧客と取引を行っている。

導入製品:Dynamics 365 for Operations、Dynamics 365 for Customer Service

1日に170億件以上のAPIを処理しているアキュウェザーでは、大量の処理を安定的に行っていくためにDynamics 365を導入しています。グローバルアナリストや販売チームは最新の顧客情報や財務情報をすぐ利用できるようになり、BI(ビジネスインテリジェンス)によるデータ分析が時差が数週間から数日になり、今ではリアルタイムに近い速度での分析環境を構築しています。 

事例5.ハグラーシステムズ

会社概要:ジョージア州のオーガスタ市を拠点があり、優れた精度、形状、適応性、および機能性を備えた大規模な特注の採掘機器や浚渫機器を製造している。

導入製品:Dynamics 365 for Operations

「小さな企業である弊社が他社と競争するには、テクノロジを最大限に活用できる必要がある」と考えたハグラーシステムズでは、Dynamics 365の導入によりすべてのビジネスプロセスを最適化しています。 

管理者が場所を問わずに重要データにアクセスできるようになると同時に、販売機会の探索やプロジェクトの追跡を行えるようになり、ハグラーシステムズと顧客の関係性はこれまでと一変したと語っています。

さらにハグラーシステムズではDynamics 365の導入でカスタマーエクスペリエンスを誅求できるようになり、従来にはなかったビジネス的価値の創出に成功しています。

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まとめ

今回の事例を踏まえて言えることは、ERPによって得られる導入効果は本当に多岐に渡るということです。大切なのはその導入効果をある程度事前に予測し、ERPへの理想と現実のギャップを限りなくゼロにすることです。

そうすることで、一つの指針をもとに導入プロジェクトを進め、ERP導入成功への最短距離を進んでいくことができます。

また、ここで紹介した導入事例はもちろん、その他ベンダーから伝えられる導入成功事例を完全に自社適用しないことです。しつこいようですが、企業の数だけERP導入効果があります。

確実なイノベーションを起こし、ERP導入によって成長していくためにも、この事実をぜひ念頭に置いていただければと思います。

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