ERPのグローバル展開が失敗する理由と回避策

 2021.03.30  BizApp チャンネル編集部

海外拠点や海外子会社を立ち上げる計画は、グローバル展開を視野に入れた企業にとって欠かせないステップになるでしょう。

海外展開の際、ERPの導入はすぐれた効果を発揮します。企業の資源要素を適切に管理・分配していくことがポイントになるでしょう。

しかし、ERPの海外展開は、些細な理由から失敗に転じる恐れがあります。事前に海外展開の失敗を回避する対策を理解して、成功する可能性を高めておくことが必要になるでしょう。

こちらではERPの海外展開を進める際に、確認しておきたい失敗要因とその対策について解説します。

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ERPの海外展開が失敗する要因は?課題について

ERPの海外展開が失敗する要因はいくつかあり、それは企業にとっての課題となっています。

大きな課題として挙げられるのは、以下の3つです。

課題1:現地の法律、言語、会計、通貨などの既存制度に対応するのが難しい

課題2:日本と同じERP/財務会計システムが現地法人に合わない

課題3:マスターデータ管理に時間がかかる

海外は日本とは違う習慣やルールの下で経済が動いているため、必要な項目を現地の情報に対応させる必要があります。

ERPシステムによっては、多大なコストをかけて海外仕様にしていかなければならないこともあるかもしれません。

特に複数の国に事業展開をする可能性がある場合、それぞれの風習に合わせる必要があるため労力は増大します。

また、日本向けに作られたERPシステムが現地法人にとって使いづらく感じられてしまうことも、海外展開時の失敗事例として挙げられます。無理に日本と同じERPを導入しても、現地法人がそれを使いこなせなければ、国内企業と同様の効果を得ることは難しいでしょう。

そのほか、物理的距離のある海外では意思疎通が難しくなり、マスターデータ管理に時間がかかるという課題も出てきます。

海外ならではの問題がクリアできないと、ERPの海外展開は失敗する可能性が高くなるでしょう。

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Microsoft Dynamics導入することでできる回避対策について

そういったERPの海外展開の失敗を避けるためには、数々の回避対策を備えている「Microsoft Dynamics」の導入がおすすめです。Microsoft Dynamicsの導入はERPの海外展開時に、以下の対策を企業に与えます。

日本と共通するシステムの導入

Microsoft Dynamicsの導入は、日本と海外で共通するシステムの導入につながります。

日本と海外拠点で別々のシステムを構築するのではなく、海外展開を最初から視野に入れた共通のシステムを使うことはERPの基本です。

現地の違いによって違いが生じると、話がかみ合わなくなって時間的なコストが増え、納期の遅延などといったトラブルの原因になります。余計な負担を抱えることになるため、海外展開時には全社で共通のERPシステムの導入を前提としていきましょう。

Microsoft Dynamicsは日本と海外の両方で通用するシステムの構築が可能なので、システムの違いによる海外拠点との齟齬を回避できます。

経験豊富な導入ベンダに相談

グローバル経験が豊富なERPベンダに導入を相談することも、海外展開における失敗を回避するポイントです。海外展開が初めての企業は、仕事の進め方や感覚が国内と異なるため、トラブルを引き起こしやすくなります。単純に言語の壁によってコミュニケーションがスムーズに取れないうちに、問題が肥大化してしまう可能性もあるでしょう。

そのためグローバルプロジェクトの経験が豊富な導入ベンダから、まず海外展開のノウハウを学ぶことがおすすめです。文化的側面から海外展開を先導できるベンダを見つけて、適切なサポートを受けながらERPの導入を進められるようにしてみましょう。

テンプレート作成は追加開発を抑える

ERPの海外展開のためにシステムのテンプレートを作成する場合、機能の追加開発を急がないことが失敗回避のポイントです。日本業務に合わせて要件を追加開発してしまうと、日本用の機能が足枷になって海外の事業で使いづらくなることがあります。

海外法人のスタンダートな仕事のスタイルを邪魔する結果になる可能性もあるので、テンプレートの作成時にはあくまでアドオンを抑えることを意識するのがポイントです。

Microsoft Dynamicsの導入はグローバルな視点を元に、あらゆる可能性を考慮したテンプレートの作成につながります。

ERP導入は使用しやすい製品を選定

ERPの海外展開時には、何よりも使用しやすい製品を選定することが失敗の回避につながります。

ERPの導入には、決して少なくない金銭的コストと時間がかかります。そのためいつの間にかコストを抑えて導入すること自体が目的になってしまい、導入後の使用感が蔑ろにされることがあるでしょう。

あくまで海外展開におけるERP導入は、その後の業務を適切にサポートできる使用感を重視し、「ERPで何をしたいのか」という点を考えるのがコツです。

Microsoft DynamicsはAIやPower BIなどの機能によって、複数のアプリが統合されて機能の拡充が行われています。そのため多くの企業にとって扱いやすいITソリューションとなり得るため、ERPの海外展開にもメリットを与えるでしょう。

グローバル展開|Microsoft Dynamics導入でのメリット

ERPの海外展開において、Microsoft Dynamicsの導入はさまざまなメリットを生み出します。

以下を参考に、Microsoft Dynamicsを導入することでERPの海外展開がどのように変わっていくのかを確認してみてください。

サポート体制

ERPの海外展開でMicrosoft Dynamicsを導入すると、ベンダによる充実したサポート体制を利用できます。

ERPベンダのテクトラジャパンは、「Dynamics 365 Business Central」や「Finance & Operations」などの機能を長年の経験から熟知しています。そのためコストを意識して無用なシステムの開発を防いだり、利用者が使いやすいシステム管理を提案したりといったサポートが可能です。

テクトラジャパンは中国本土、インド、日本、香港、台湾、マレーシアの6地域と12の拠点オフィスで、400人を超えるコンサルタントがサポートを実施しています。さまざまな海外展開プロジェクトに対応できるため、Microsoft Dynamicsの導入は将来的にさらなる事業発展を目指す際のメリットにもつながるでしょう。

海外展開での体制

Microsoft Dynamicsベンダのテクトラジャパンは、海外展開における豊富な経験を持ち、ノウハウとして蓄積しています。

海外にある広いネットワークを使って各拠点のパートナーと連携し、ERPシステムの構築サポートを行っているので、海外ならではのトラブルや問題にも対処が可能というメリットがあります。

バイリンガルなコンサルタントがコミュニケーションを代行するので、ERPの海外展開でも言語や風習による効率の低下を回避します。意思疎通が明確になり、本当に必要な情報を活用してのシステム構築が進められるでしょう。テクトラジャパンの窓口を経由して海外拠点のシステム構築が行えるので、現地と強い連携を結んだうえでERP導入を実行できるのもメリットです。

AI/IoTに対応

Microsoft Dynamics導入をサポートするテクトラジャパンは、最新のITテクノロジーを積極的に取り入れているベンダです。

POS、デジタル端末、決済機能、SNSなどをERP環境に連携させることができるので、海外展開に必要とされる充実した環境を構築可能です。日本でお馴染みのテクノロジーはもちろん、ローカルで主流となっているシステムの連携を通して、実用的なERP導入をサポートしてくれるのです。

国内とは違う海外のルールも考慮した機能の連携が行えるため、より目的にマッチしたERPシステムの導入が実現します。海外展開時にAIやIoTへの対応もプロジェクトに入るときには、Microsoft Dynamics導入のメリットは大きくなるでしょう。

まとめ

ERPの海外展開を進める際には、失敗を避けるためのいくつかのポイントがあります。

各情報を確認して、海外ならではの環境に適したERPを導入できるように備えましょう。

「Dynamics 365」はさまざまなアプリを自由に導入可能な統合プラットフォームであり、事業規模や予算に合わせての柔軟な導入計画を立案できます。海外展開においても適切な導入とサポートが行えるので、この機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。


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