事例でわかるDynamics 365 Business Centralの使い所

 2020.07.27  BizApp チャンネル編集部

Microsoft Dynamics 365 Business Central(旧Dynamics NAV)はクラウドベースで提供されている統合ビジネスアプリケーショです。

Microsoft Dynamics 365の一つのエディションとして提供される同製品は、中堅・中小企業をターゲットに豊富な機能を提供しながらも圧倒的に安価なソリューションとして注目を集めています。

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Dynamics 365では「Marketing(マーケティング支援)」「Sales(営業支援)」「Customer Service(顧客関係管理)」「Field Service(フィールドサービス支援)」「Finance(財務・会計)」「Supply Chain Management(サプライチャーン管理)」「Commerce(小売支援)」「Human Resource(人事管理)」などから構成されており、必要なアプリケーションを選択して導入することで、最適な統合環境を構築できます。Dynamics 365 Business Centralはこれらのうち、財務会計、顧客関係管理、プロジェクト管理、サプライチェーン管理、人事管理、倉庫管理、そしてサービス管理と製造(Premiumプランにて追加)を提供する、中小企業に最適な構成で提供されます。

本記事でご紹介するのは、実際にDynamics 365 Business Centralを導入した企業の事例と、それを踏まえてのユースケースです。現在、クラウドベースの統合アプリケーションを検討されている場合は、ぜひ参考にしてください。

事例でわかるDynamics 365 Business Centralの使い所

日本の老舗スポーツメーカー、輸出業務の劇的な効率化に成功

グローブライド株式会社(旧ダイワ精工株式会社)は、フィッシング用品をはじめ、ゴルフ、テニス、サイクルスポーツ等、各種スポーツ用品の企画・製造・販売を行うリーディングカンパニーです。釣り具ブランドの「DAIWA」、テニス用品の「prince」、ゴルフ用品の「ONOFF」等、グローブライド社のスポーツ用品は欧米、アジア地域等でも広く提供され、国内外のトッププロにも多数利用されています。

アジアにおける急激なビジネス拡大に受発注が対応できない

グローブブライド日本本社のシステムは輸出入業務を含めてメインフレームを基本として動作しています。そのため、本社フィッシング営業本部とアジア販売会社で共有できるシステムが存在せず、販売会社から本社への発注はメールまたはFAXでのやりとりが基本となり、発注内容をオンラインシステムに手作業で入力していたという現状がありました。

一方でアジア市場規模が急激な拡大を迎え、手作業にてオンラインシステムへ入力するスタイルは煩雑さを増していき、在庫の一元化が難しいことから在庫調整・在庫確認に必要以上に時間を要するようになります。このような経緯から、事業部全体の業務を抜本的に見直すことを決意し、その一環として本社での輸出入業務及び販売会社での発注業務を効率化するためにシステム導入に至ります。

Dynamics 365 Business Central導入後の効果

Dynamics 365 Business Centralの導入後、顕著に現れた効果が「海外販売会社からの注文に対するレスポンスの劇的な改善」です。メールまたはFAXベースの発注スタイルがシステム化されたことで業務工数を大幅に削減し、インボイスやパッキングリスト発行がスムーズに行えるようになっています。また、在庫点数が正確に把握できるようになったことで受注から出荷までのスピードは、国内対応とほとんど変わらない水準に達していると言います。

導入事例:株式会社クララオンライン
導入事例:旭化成株式会社 繊維事業部

アジアを舞台にした情報通信系中堅企業、データ一元化による生産性向上と業務効率化を実現

アジア圏を中心にインターネットプロフェッショナルとして事業を展開する株式会社クララオンラインは、1997年の創業以来、サーバホスティングやクラウドサービス事業を中心としたテクノロジーカンパニーとして、日本及びアジア各地で実績を重ねてきました。現在では「クロスボーダー」という言葉をキーワードとしたサービスを提供しながら、お客様のビジネスの成長を支えられる価値提供を目指しています。

分断されたシステムで部門間の連携ができずに生産性が低下

同社では創業当初からスクラッチ開発によるシステムや会計ソフト導入など、部門ごとに最適化されたシステムを利用していたことで業務が独立し、部門間連携の困難やデータの二重入力など、システムに起因する多くの問題に直面していました。

その都度、内製によるシステム改修で暫定的な対処を重ねて改善を図っていたものの、ビジネスの更なる拡大に伴い、旧来のシステムを継続することが厳しい状況に立たされます。必然的にパッケージシステム導入へのニーズが高まり、プロジェクトチームを発足してパッケージシステム及びベンダー選定に着手します。

Dynamics 365 Business Central導入後の効果

Dynamics 365 Business Central導入によって部門ごとのシステムが統合されことで、営業などの前工程部門では経理部門などの後工程を意識しながら正確なデータ入力を実現します。導入当初こそ若干の戸惑いはあったものの、業務効率を向上できたことで着実な効果が得られています。

また、以前は顧客情報と契約情報、請求情報を別々に入力していところ、Dynamics 365 Business Central導入後からはデータ一元化によって整合性をチェックするために割いていた時間を顧客対応に充てられるようになります。

Dynamics 365 Business Centralの使い所

Dynamics 365 Business Centralは、中堅・中小企業向けに考慮したアプリケーション構成とサービス価格、そして導入の迅速性が大きなポイントになります。また、それに加えて多言語・多通貨にも対応していることからグローブライド株式会社のようなグローバル規模での業務最適化にも向いています。また、拡張性にも優れているので他のMicrosoft製品との統合や、ビジネスアプリケーションの独自開発によるカスタマイズで環境ごとのフィットした統合環境を構築できるのがメリットです。

ぜひこの機会にDynamics 365 Business Centralの導入をぜひご検討ください。

導入事例:グローブライド株式会社(旧 ダイワ精工株式会社)

導入事例:株式会社クララオンライン
導入事例:旭化成株式会社 繊維事業部

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