BIツールの機能について解説

 2020.11.20  BizApp チャンネル編集部

皆さんはBI(Business Intelligence/ビジネス・インテリジェンス)ツールに対してどのようなイメージをお持ちですか?「データサイエンティストなど専門知識を持った人が使う高度なツール」と考えているかたも多いかもしれません。しかし、一般的なBIツールは、事業部門ユーザーや経営層でも扱えることがほとんどであり、それらの方々が日々の業務の中でデータ分析を実施し、業務の改善や最適化に役立てるためのツールと言えます。

本記事では、BIツールについて詳しく知っていただくためにBIツールが保有する一般機能を解説します。まずはBIツールの機能を知り、その後社内においてどのような効果があるのかを想像してみましょう。

そもそもBIツールとは?

企業には膨大なデータが日々蓄積されています。それらのデータは経営年数が長くなるほど増大しており、昨今ではIoTなどモノからの生成される大量のデータが企業に蓄えられています。

このような背景から、無数に増え続けるデータを資産として捉えてビジネスの意思決定などに役立つ情報を発見できないか?と、データ分析への取り組みが活発化してきました。

BIツールはその中で必要不可欠な製品のひとつとして捉えられています。多くの企業ではMicrosoft Excelがあるから大丈夫と考えているケースもあるかもしれません。確かにExcelにはデータを簡単に分析する機能が備わっており、関数も豊富なので独自の分析モデルを作成することも可能です。ただし、BIツールとExcelとでは決定的な違いがいくつかあります。

まず、分析可能なデータの量が違います。Excelの性能はバージョンや扱っているコンピュータのスペックにもより、大量のデータを分析しようにも動作があまりに重すぎて使い物にならないというケースが多々あります。また、対してBIツールは高性能なサーバー上で設置したり、Microsoft が提供するPower BIなどクラウドサービスを利用したりすればどんなに大量のデータ分析も速やかに実行可能です。

分析可能なデータの種類や分析モデルの豊富さにも大きな違いがあります。BIツールではフォーマットの異なるデータも粒度を揃えてから分析にかけることが可能で、かつ高度な分析モデルをいくつも備えています。Excelでは高度な分析は難しく、やはり簡単なものに限られてしまいます。

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情報のリアルタイム性も大きな違いです。Excelは情報を更新するために全て手動で分析しなければいけないのに対し、BIツールはデータを取り込むデータソースを決め、継続的にデータが取り込まれるよう設定することでリアルタイムな情報を自動的に得ることが可能です。

BIツールの機能

では、BIツールには実際にどのような機能が備わっているのでしょうか?まず、一般的な機能として次の4つをご紹介します。

ダッシュボード機能

ダッシュボード機能とは、BIツールのシステム画面上あるいはブラウザ上でデータ分析の結果をダッシュボードでビジュアルに表現する機能です。ダッシュボードに表示される情報は柔軟性が高く、経営者や部門ユーザーが欲しい情報だけに絞って表示することができます。たとえば当日の売上情報と並行して前日比、前年同日比などの情報を表示してビジネスに必要な知見を与えます。

特に優れているのがブラウザ上で確認できるダッシュボードです。インターネットが普及する以前は専用ソフトを立ち上げ、データをダウンロードしてから分析担当者が数日かけて分析し、ひとつのレポートを作成していました。そして、数日後に経営者等に提出するのが一般的でした。それが、ブラウザ上のダッシュボードにログインするだけで常に最新情報を閲覧でき、経営意思決定を圧倒的に素早くできます。

OLAP機能

OLAPとは「Online Analytical Processing」の略で「多次元分析」とも呼ばれています。売上報告、市場分析、経営報告、予算編成や財務諸表作成など軸を複数決めて分析したいときに活用される機能で、あらゆる角度から自由にデータを分析できます。例えばダッシュボードで確認したデータの原因を突き止めるためにドリルダウンしたり、スライスアンドダイスしたり、より詳細の情報を取得するのに役立ちます。

これにより、部門ユーザーは自身の業務や業績に関する情報を瞬時に確認できるようになり、日々細かい調整を加えながら仕事にあたることが可能です。

データマイニング機能

データマイニングには「データの採掘」という意味がり、膨大なデータの中からビジネスに活かせる情報(パターン、予測、知識など)を自動的に抽出する機能です。AI・パターン認識・統計学といった情報処理技術を備え、大量のデータの中からビジネスに有用な知見を採掘します。最近ではAI技術も進化しておりBIツールにAI機能を持たせたソリューションも大きな需要があります。

レポート作成機能

BIツールに投資された多種多様な分析モデルによって、経営者や部門ユーザーはあらゆるデータを多角的に分析し、その結果から知見を得たり予想を行なったりできます。それらはダッシュボードに表示され、欲しい情報をコントロールできるのがBIツールのメリットです。

さらにBIツールにはそれらの分析結果をビジュアライズし、レポートとしてまとめる機能が備わっています。関係者間でデータ分析の結果について検討する際に、視覚的に優れたレポートを作成することで議論を促進させ、関係者が共通認識を持ってビジネス推進にあたることができます。

BIツールを利用するには?

BIツールを利用するにはどうすれば良いのか?最近のトレンドとしては「クラウド型BIツール」が主流です。クラウド型ならばインターネット経由で利用できるため、社内インフラを整える手間が少なく、かつ短期間で導入するためのテンプレートが用意されているケースが多々あります。また、クラウド型のBIツールの場合、多くのケースで外部との連携や取りやすいだけでなく、データ量ごとに発生していたキャパシティプランなどの必要もないため分析に集中できるというメリットがあります。このような背景からBIツールを導入するにあたりクラウド型は優先的に検討すべきサービスだと言えます。

現在、多種多様なクラウド型BIツールが展開されているので、各製品の特徴を比較しながら自社にとって最適そうなものをピックアップし、まずは無料トライアルなどから始めてみてはいかがでしょうか?その際にはマイクロソフトが提供するPower BIをご検討ください。

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