グローバルでマネジメントするために必要なインフラとは?

 2018.08.31  BizApp チャンネル編集部

日本市場の飽和状態もあり、海外市場に新しいビジネスチャンスを求める企業が増えています。ジェトロ海外ビジネス調査(2016年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査)によると今後3年間で「輸出の拡大をさらに図る」と回答した企業は70.1%と高い水準をキープしており「新たに取り組みたい」という企業と合わせると81.9%に達します。

日本企業は世界的に見ても高い技術力を保有しており、すでにグローバルで事業展開をしている大企業はもとより、中小企業の可能性も無限に広がっています。実は日本には世界シェア・トップの中小企業が100社以上あるとされています(世界シェア・トップを誇る日本の中小企業にあった「3つの共通点」)。東京スカイツリーの建築に採用された“絶対にゆるまないネジ”を開発したハードロック工業や、100万分の1グラムの歯車を作った樹研工業などいずれも従業員数70名未満の中小企業です。

大企業に加え、こうした中小企業がグローバルビジネスを展開すれば、世界の先進企業にとっても大きな脅威になることでしょう。

ただし、すでに展開している大企業も含め、日本企業が海外展開をするにあたって様々な課題もあります。ここではその課題と、グローバルビジネスに欠かせないソリューションについてご紹介します。

グローバルビジネスの課題

グローバルビジネスを展開するにあたって「海外人材の育成や採用」を課題に掲げる企業は多いでしょう。ビジネスは優秀な人材無くして成り立ちませんし、まず人材に目を向けるのは正しい選択です。しかし、優秀な海外人材を育成して派遣したり、採用すればグローバルビジネスが成功するかといえば、そこには疑問が残ります。人材問題を解決したとしても“グローバルマネジメント”という課題が待っているからです。

新しく海外進出する企業にとって最も難関なのが「海外拠点の管理」でしょう。なぜなら、物理的に距離が離れている企業をグループとして管理することは容易ではなく、ましてやそれが海外拠点となると尚のこと難しくなります。

中でも一番難しいのが海外拠点と本社のリアルタイムな情報共有ではないでしょうか?たとえば海外拠点に財務会計システムを導入するシーンを想定すると、次のような方法が考えられます。

・国内本社が導入している財務会計システムを海外拠点にも導入する

現地で提供されている財務会計システムを導入する

一つ目の方法は多くの問題が発生します。たとえば国内の財務会計システムは海外の会計制度に対応していないため、一部手作業での対応が必要になり業務効率が下がってしまいます。現地人材が日本語を理解していなとならないため、人材採用を難しくすることになるでしょう。

二つめの方法は一見有効ですが、情報共有という観点から問題が発生します。現地で提供されている財務会計システムは現地の会計制度に対応していますが、本社の財務会計システムとの連携がほぼ不可能ですので、財務状況などの情報共有はExcelファイルにまとめられた情報をメールで共有するという方法になります。

そうなると日本と現地とのタイムラグなどにより、情報共有がリアルタイムに進みません。さらに現地拠点で作成されたデータを加工し、本社で使用可能な状態にする必要があるため手間も多くかかります。

では、グローバルビジネスを展開する企業はこうした課題に対し、どう立ち向かえばよいのでしょうか?

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ERPで実現!グローバル企業の業務改善

クラウドERPによるグローバルマネジメント

前述した海外拠点管理の課題を、既存のソフトウェアで解決することは難しいでしょう。そこで注目されているのが“クラウドERP”というITソリューションです。ERP(Enterprise Resource Planning)とは業務遂行に欠かせない基幹システムの数々を、最初から一つに統合した状態で提供するものです。その利点は次のようなものがあります。

  • 各基幹システムが連携しデータの受け渡しが行われることで、組織全体の業務が最適化される
  • 各基幹システムから発生したデータを一つのデータベースに集約し、必要に応じて収集、加工、分析ができる
  • 企業全体の人、物、金、情報の流れが可視化されより戦略的なビジネス展開が可能になる
  • 企業の経営状況をリアルタイムに表示して重要な意思決定のスピードを早められる

こうした利点を持つERPをクラウドサービスとして提供するのがクラウドERPです。クラウドサービスとはインターネットを経由して提供されるサービスであり、次のような利点があります。

  • システムを導入するのではなくサービスとして利用するため、インフラ設備は不要で導入コストが抑えられる
  • オンプレミス(社内構築システム)よりも迅速にシステムを導入できビジネスの成長スピードを損ねない
  • インターネット環境とそれに接続する端末さえあれば、使用する場所や時間を問わず同じシステムにアクセスできる
  • コストは月額費用や年額費用として発生するため、予算取りが行いやすく費用対効果も測定しやすい
  • システム運用はクラウドERPベンダーが行うため、ユーザー企業は運用に手間をかけずコア業務に集中できる
  • システムは常に最新の状態を維持しているいのでアップデート対応によって業務を中断する必要はない
  • インターネット上で提供されるサービスなので拠点間の連携が簡単に行える

以上の利点を加えたのがクラウドERPの特徴です。すでにお気づきの方も多いでしょう。海外進出において、クラウドERPは非常に強力なソリューションを提供しグローバルマネジメントを成功に導くITソリューションになります。

まず本社と海外拠点で同じシステムを容易に導入できます。同じシステムを共有していればコミュ二ケーションが円滑になりますし、情報の不整合が発生することもありません。もちろん海外拠点で導入することを想定して海外製のクラウドERPを選択することが大切です。

さらに海外拠点とのリアルタイムな情報共有も可能になります。本社経営者はクラウドERPを通じて、海外拠点の財務状況や営業実績などを、毎朝新聞を読むような感覚で確認できます。そのため非常に短期間でビジネスサイクルを回すことができ、戦略的なビジネスを継続的に展開することが可能になります。

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Dynamics 365が海外展開を強力に支援する

Dynamics 365”とはマイクロソフトが提供するクラウドERPです。企業やグローバルビジネスに欠かせない基幹システムの数々をインターネット経由で提供します。Dynamics  365が提供するアプリケーションは次の通りです。

  • セールス(営業支援)
  • カスタマーサービス(顧客管理)
  • フィールドサービス
  • タレント(人事管理)
  • ファイナンス&オペレーション(経理&運用管理)
  • リテール(Eコマース)
  • プロジェクトサービスオートメーション(プロジェクト管理)
  • マーケティング
  • AI(人工知能)

これらのアプリケーションはすべてシームレスに連携し、互いにデータの受け渡しを行うことで部門全体の業務を効率化しつつ、海外拠点とのリアルタイムな情報共有も可能にします。Dynamics 365は世界的に使用されているクラウドERPでもあり、多言語・多通貨に対応していることから情報共有も容易に行えます。

何より世界中のビジネスパーソンが使い慣れたマイクロソフト社製品ですので、導入にあたって操作性に問題を感じるようなことはないでしょう。マイクロソフトが提供するOfficeスイートやOffice 365、Power BIといったサービスとも強力に連携するため、グローバルマネジメントの成功を支援します。

海外進出を行う際は、様々な課題を解決するITソリューションとしてDynamics 365をご検討ください。

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