Power Appsのライセンスと価格について

 2019.11.03  BizApp チャンネル編集部

Microsoft PowerAppsはマイクロソフトが提供するビジネスアプリケーション作成ツールです。PowerPointのような直感的な操作と、Excelのような関数入力で業務に欠かせないアプリケーションを簡単に作成し、業務効率化に貢献します。

PowerAppsはDynamics 365を補完するツール(カスタマイズするツール)としても活用されます。クラウド型ERP(Enterprise Resource Planning)のDynamics 365には大きくセールス、カスタマーサービス、フィールドサービス、タレント、ファイナンス&オペレーション、リテール、プロジェクトサービスオートメーション、マーケティング、カスタマーインサイトという9つのアプリケーションが提供されています。

本稿では、そのPowerAppsのライセンスと価格についてご紹介します。

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PowerAppsのライセンスと価格

PowerAppsには2つのライセンスがあります。PowerAppsプラン1と、PowerAppsプラン2です。それでは、2つのプランの価格と機能比較を一覧でご紹介します。

PowerAppsプラン1とプラン2の比較

プラン1

プラン2

1ユーザーあたりの月額料金

$7.00

(約772円)

$40.00

(約4,410円)

アプリの作成・実行・共有

キャンバスとモデル駆動型アプリの作成

無制限

無制限

キャンバスアプリの実行

無制限

無制限

モデル駆動型アプリの実行

ブラウザまたiOSおよびAndroid対応のPowerAppsモバイルでのアプリ実行

Office 365のコンテキストにおけるキャンバスアプリの実行

オフラインでのアプリ実行

キャンバスアプリの基本機能

キャンバスアプリの基本機能

組織とのアプリの共有

データとシステムへの接続

Office 365データへの接続

Standardコネクタを使用したデータへの接続

Premiumコネクタを使用したデータへの接続

オンプレミスゲートウェイを使用した、オンプレミスデータへのアクセス

カスタムコネクタを利用して自社のシステムに接続する

Common Data Service でのデータの保存および管理

Common Data Serviceでのカスタムエンティティの作成

Common Data Serviceを利用するキャンバスの実行

Common Data Serviceを利用するモデル駆動型アプリの実行

関連付けられているビジネスルールと非同期ワークフローが含まれたエンティティへのアクセス

カスタムリアルタイムワークフローが含まれたエンティティを利用するアプリの実行

カスタムコードプラグインが含まれたエンティティを利用するアプリの実行

Dynamics 365の制限付きエンティティへのアクセス

読み取り専用

Common Data Serviceデータベース容量(ユーザーライセンスごと)

20MB

250MB

Common Data Serviceファイル容量(ユーザーライセンスごと)

2GB

ビジネスプロセスを自動化する

含まれるMicrosoft Power Automateプラン

Flowプラン1

Flowプラン2

1ヵ月あたりのフロー実行(ユーザーあたり)

4,500

15,000

モデル駆動型アプリでのビジネスプロセスフローの私用

環境を管理する

Office 365管理者が確立したデータポリシーをサポートする

環境およびユーザーポリシーのエンタープライズ級の管理

さまざまな接続とアプリの仕様に関する企業ポリシーを確立する

Common Data Serviceでアプリ、フロー、データベースをデプロイする環境を作成および管理する

基幹システムに関するお役立ち資料

PowerAppsを他のサービスから利用するには?

実は、PowerAppsを利用するには上記プランを契約するという方法の他に、Office 365またはDynamics 365の一部のプランから利用するという方法があります。そのプランは下記の通りです。

PowerAppsが使用できるOffice 365プラン

  • Office 365 Business Essentials
  • Office 365 Business Premium
  • Office 365 Enterprise E1
  • Office 365 Enterprise E3
  • Office 365 Enterprise E5

PowerAppsが使用できるDynamics 365プラン

  • Dynamics 365 for Sales, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Customer Service, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Operations, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Field Service, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Project Service Automation, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Team Members, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Financials, Business edition
  • Dynamics 365 for Team Members, Business edition

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Common Data Serviceについて

PowerAppsプラン1とPowerAppsプラン2の比較表を見ていただくと分かる通り、実は2つのプランに大きな機能差はありません。では、なぜ価格が大きく異なるのかというと、それは“Common Data Service(コモンデータサービス)”の有無に関係しています。

PowerAppsではビジネスアプリケーションの開発をノンプログラミングで用意に行えます。ただし、アプリごとのデータ連携については別の話です。各アプリでデータを連携し、活用するためにはデータベース構築が必要であり、専門性が高く開発プロジェクトの大きな課題になります。

Common Data Serviceでは、そこに格納されているデータをPowerAppsで作成したアプリをはじめ、Power BI(セルフサービス型BI)やMicrosoft Power Automate(タスク自動化ツール)、Office 365やDynamics 365からデータの変換無しに利用することができます。要するに、特別なデータベースを構築しなくても、Common Data Serviceにデータを蓄積することでさまざまなアプリがそのデータを相互に利用できます。

ビジネスアプリケーションを作成し、それらのアプリを連携して業務効率性を一気に高めにためにはCommon Data Serviceが非常に重要なツールであり、だからこそPowerAppsプラン1とPowerAppsプラン2とではここまで価格に開きがあるのです。

関連記事:マイクロソフトのCommon Data Service (CDS)とは? だれでもデータを活用できる世界を目指す

PowerAppsを導入する際は、プランごとの違いを明確に理解した上で、自社にとって最適なプランを選択しましょう。

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