おすすめのローコード開発ツールを徹底比較!それぞれの特徴も紹介

 2021.11.29  BizApp チャンネル編集部

「ローコード開発ツール」とは、簡単に自社アプリを開発できるツールのことです。アプリ開発には、以前からあるプログラミングによる開発手法のほか、ローコード開発ノーコード開発など、さまざまな開発手法があります。本記事では、ローコード開発の概要やアプリ開発の重要性、おすすめのローコード開発ツールについてご紹介します。

おすすめのローコード開発ツールを徹底比較!それぞれの特徴も紹介

Microsoft PowerApps はじめてのアプリ開発

ローコード開発とは?

「ローコード開発」とは、プログラミング言語に関する深い知識がなくても行える、アプリケーションの開発方法です。従来のアプリケーション開発では、ユーザーに使い方を確認してから要件定義・設計を行い、設計内容の通りに手作業でプログラミングを行うことでアプリケーションを作成していました。

対してローコード開発は、マウスを使いドラッグ&ドロップで部品を組み立てていく視覚的な操作、「GUI(Graphical User Interface)」を活用するアプリケーション開発手法です。自分でソースコードを入力しなくても、ローコード開発ツールが画面操作からプログラムを自動で生成してくれます。また、プログラミングの専門知識がない人でも開発できるため、業務に合わせて希望する機能を搭載したアプリケーションの作成が可能です。

なお、ローコード開発では画面操作以外にもソースコードの記入が一部必要ですが、画面操作だけでアプリケーション開発ができる「ノーコード開発」という手法もあります。ノーコード開発は、ほかの手法よりもアプリケーション開発が簡単になる反面、画面操作で設定可能な機能しか設定できません。

ローコード開発にはプログラミングがほとんど不要なので、短期間でアプリケーション開発が可能です。また、ベンダーが管理しているクラウド上の開発プラットフォームを使用するため、セキュリティ対策がとられているなどのメリットもあります。

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アプリケーション開発の重要性とメリット

企業がアプリケーションを開発することには、さまざまなメリットがあります。アプリケーション開発によって、ユーザーの認知度向上や業務効率化が見込めるほか、ユーザーの行動データ分析なども可能になり、利益向上につながります。

ユーザーの認知度向上が可能

アプリケーションではユーザー端末の画面上にアイコンが表示されるので、自社アプリがダウンロードされることで、自社の認知度向上につながります。ダウンロードされたアプリケーションには簡単にアクセスできるため、手軽に新しい商品・サービスの最新ニュースや、セール情報などを届けられるメリットもあります。

また、自社アプリのプッシュ通知を利用すると、起動していなくても情報が画面に表示されます。ユーザーのアクションが不要で情報を目に届けられるため、DMなどの広告よりもさらに認知度向上に役立ちます。

業務効率化が可能

データ管理や在庫管理などの業務に使用するシステムに自社アプリを導入すると、業務の効率化が可能になります。新しいアプリケーションを作る場合、社員の意見やシステムの利用状況などを確認し、従来のシステムで生じていた課題を抽出します。そして、それらの解決に必要な機能を自由にカスタマイズできるため、業務改善に大きく貢献できるのです。

また、他システムと連動する場合も、在庫・顧客・実績などのデータを取り込めるので、データを入力する手間が省けます。

ユーザー行動のデータ分析が可能

アプリケーションにポイントやクーポン、予約・注文、会員カードなどの機能がついていると、ユーザーの行動データを収集・確認できます。ユーザーのアクションと顧客データを両方管理できるアプリケーションの場合、ユーザーのさまざまなデータをサーバーで管理することが可能です。

たとえば、会員カードなどのアプリケーションであれば、ユーザーの年齢・性別・住所といった情報のほか、購入商品や購入時期などのデータをまとめて収集できます。そして、集めたデータを分析することで、クーポンやキャンペーンなどの販促施策の立案などにつなげられます。

おすすめのローコード開発ツールとは

現在では、各社からさまざまなローコード開発ツールが提供されていますが、「種類が多くて何を選べばよいかわからない」という方もいることでしょう。そこで以下では、おすすめのローコード開発ツールをピックアップしてご紹介します。それぞれの特徴をよく比較検討し、自社の目的や要件に合ったツールを選びましょう。

Microsoft Power Apps

「Microsoft Power Apps」は、Microsoft社が提供しているローコード開発ツールです。Microsoft 365およびDynamics 365の一部プランに付属するツールのひとつで、マウスを使った直感的な操作と、Excel関数のような簡単な入力だけでアプリケーションを開発できます。開発環境はWebブラウザ上なので、WebブラウザであればMacでも開発が可能です。

Dynamics 365をはじめMicrosoft製品との親和性が高いため、WordやExcelとの連携を検討している場合におすすめです。また、200種類以上ものサービスと連携できることから、複数アプリからデータを取り込んで効率よく活用できるメリットもあります。

Microsoft 365/Dynamics 365の一部プランに含まれているため、すでに当該プランを契約している場合は、追加コストをかけずに導入可能です。通常価格は「サブスクリプション」「従量課金」の2プランが用意されており、前者はさらにアプリごと/ユーザーごとの2プランに分けられ、それぞれユーザーあたり月額540円/月額2,170円での提供です。一方、後者の場合は月額1,120円となっています。

Appsuite

株式会社ネオジャパン提供の「Appsuite」は、4つのステップで手軽に業務アプリを開発できるツールです。「サンプルアプリを選択」「自由にカスタマイズ」「実務に活用」「情報共有」の4段階に分けてツールの導入作業を行い、スピーディにアプリ開発を完了できます。

蓄積されたデータを集計してグラフ化し、社内で情報共有できるのも特徴です。アプリケーションはライブラリから選択して利用でき、豊富な機能により希望に合ったオリジナルアプリの作成も可能です。

なお、Appsuiteはグループウェア「desknet's NEO」上で動作するため、購入時には両方の価格を足した分のコストがかかります。クラウド版の価格はdesknet's NEOがユーザーあたり月額400円、Appsuiteがユーザーあたり月額320円で、それぞれ5ユーザーからの契約となっています。一方、パッケージ版はdesknet's NEOが39,800円~、AppSuiteが31,000円~です(すべて税抜)。

Kintone

「Kintone」は、サイボウズ社が提供する業務アプリ構築プラットフォームです。多機能ゆえ業界・用途を問わず利用可能で、日報や案件管理など、さまざまなビジネスアプリケーションを開発できます。100種類以上あるサンプルアプリからすぐ使えるアプリケーションを選べるほか、自社の業務に最適な機能を搭載した業務システムを新しく開発するなど、自由な使い方が可能です。

業務アプリに蓄積されたデータへのコメントなどでコミュニケーションをとれるため、情報共有もスムーズに行えます。さらに、外部サービスや基幹システムとの連携も可能で、効率よく業務が行えます。

初期費用は無料で、「ライトコース」「スタンダードコース」の2プランから選べます。前者はユーザーあたり月額780円、後者はユーザーあたり月額1,500円です(すべて税抜)。

Salesforce Lightning Platform

「Salesforce Lightning Platform」は、CRM世界No.1シェアを誇るSalesforce社が提供するツールです。スピーディな開発で、アプリを簡単にモバイル対応させることも可能です。機能が豊富で、Salesforceのデータを使ってアプリケーションを作成したい場合に適しています。

初期費用は無料で、「Starter」「Plus」の2プランが用意されています。前者はユーザーあたり月額3,000円、後者はユーザーあたり月額12,000円で導入可能です。

Mendix

「Mendix」は、ドイツのSiemens社(2018年の買収以前は米国Mendix社)が提供するローコード開発プラットフォームです。アプリケーションの設計・製造から運用保守まで、オールインワンで手軽に行える特徴があります。コーディングスキルが不要で、エンドユーザーが自由に必要な業務アプリを開発でき、その開発速度はこれまでの10倍になると注目されています。

全世界で1,000社を超える導入実績があり、各業種に向けた画面テンプレートやデータモデル、データ連係コネクタなどの使用も可能です。販売価格はシステムの状況により異なりますが、社員10人でアプリケーションのプロトタイプ検証の場合は、年間160万円ほどとされています。

まとめ

ローコード開発とは、プログラミングの専門知識がなくてもアプリを開発できる開発方法のことです。自社アプリの開発には、認知度の向上や業務効率化、データ分析が可能になるなどのメリットがあるため、簡単に自社アプリを開発できるローコード開発ツールを導入する企業が増加しつつあります。

特に、Microsoft社の製品を多く使っている場合、それらと親和性の高い「Microsoft Power Apps」が使いやすくおすすめです。使用料がMicrosoft 365やDynamics 365の一部プランに含まれているなど、コスト面でのメリットもあります。

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