【最新】Microsoft 365とは? 知っておきたい基礎知識と導入メリットを解説

 2021.05.28  BizApp チャンネル編集部

近年、「Microsoft 365」を導入する企業が増加傾向にあります。しかし、Microsoft 365は多機能な上にプラン体系がやや複雑なためメリットを把握しきれず、導入に踏み切れない企業も少なくありません。そこで本記事では、Microsoft 365の基礎知識や導入メリットについて詳しく解説します。

【最新】Microsoft 365とは? 知っておきたい基礎知識と導入メリットを解説

Microsoft 365とは

Microsoft 365とは、Microsoftのさまざまなアプリケーションがパッケージングされたクラウドサービスです。プランによって詳細は異なりますが、最新のWindows OS、デスクトップアプリケーションのOffice 365、ストレージサービスのOneDrive、コラボレーションツールのMicrosoft Teams、セキュリティを強化するEMS(Enterprise Mobility+Security)などが1つにまとめられた統合ソリューションです。

Office365との違い

Microsoft 365とOffice365は製品名も機能も似ているため、混同されやすいサービスです。結論を先に述べると、Office 365は2020年4月にMicrosoft 365に統合され、内包されるアプリケーションの1つとなっています。

Office 365がリリースされたのは2011年で、Microsoft Business Productivity Online Services(BPOS)の後継としてサービスが開始されました。WordやExcelといったOfficeアプリケーション、コラボレーションツールのMicrosoft Teamsなどがパッケージされた、クラウド型の統合ソリューションで、Microsoft 365と非常によく似た機能を備えています。

Microsoft 365とOffice 365の大きな違いとして挙げられるのがEMSの有無です。Microsoft 365は、Office 365とほぼ同等の機能に加え、高度なセキュリティソリューションのEMSを含むクラウドサービスとして2017年に提供が開始されました。Office 365はMicrosoft 365やOffice 2019などとネーミングが似通っており、ユーザーの混乱を招きます。そこでOffice365はMicrosoft 365へと統合され、Microsoft 365に含まれる1つのアプリケーションとなったのです。

買い切り型のWordやExcelとの違い

従来のOffice製品が買い切り型のサービスだったのに対し、Microsoft 365は月額課金制のサブスクリプションサービスという点が大きな違いです。買い切り型とサブスクリプション型はそれぞれに一長一短があり、どちらが優れていると一概には言えません。

例えば、買い切り型のOffice 2019であれば、約38,000円で永久ライセンスを購入でき、半永久的に使用できるのが大きなメリットです。しかし、最新版へのアップグレード機能はなく、サポート終了後はセキュリティリスクが発生します。

サブスクリプション型のMicrosoft 365は、月額課金制のため初期費用が不要で、常に最新バージョンのアプリケーションを利用できる点が大きなメリットです。契約を更新するかぎり永続的に毎月の支払い義務が発生しますが、一般企業向けプランのMicrosoft 365 Business Standardで月額約1,360円(税別 )、大企業向けプランであるMicrosoft 365 E3でも月額約3,480円(税別)で利用可能。OSやデバイスを問わず利用でき、サポート終了の心配がないためセキュリティを担保できる点もメリットです。

Microsoft 365で利用できる代表的な機能一覧

Microsoft 365で利用できる機能は各種プランによって大きく異なります。Microsoft 365のプランは「家庭向け」「一般企業向け」「大企業向け」という3つのカテゴリーに分類され、そこからさらに細分化されるのが大きな特徴です。基本的な機能として、最新のOffice系アプリケーションやストレージサービスのOneDriveなどが利用可能。

それぞれのプランで利用できる代表的な機能の一覧は下記の通りです。

■ 家庭向けプラン

  • Office系アプリケーション
  • OneDrive
  • Skype

■ 一般企業向けプラン

  • Office系アプリケーション
  • OneDrive
  • Microsoft Teams
  • SharePoint
  • Exchange

■ 大企業向けプラン

  • Office系アプリケーション
  • OneDrive
  • Microsoft Teams
  • SharePoint
  • Exchange
  • Planner
  • Power BI Pro
  • EMS(Enterprise Mobility+Security)

一般企業向け3つのプランの比較

先述したように、Microsoft 365は「家庭向け」「一般企業向け」「大企業向け」という3つの大きなカテゴリーに分類され、そこからさらに細かくプランが分かれます。一般企業向けとして提供されるプランは「Microsoft 365 Business Basic」「Microsoft 365 Business Standard」「Microsoft 365 Business Premium」の3つです。

Microsoft 365 Business Basic

540円/月(税別・年間契約)
Business Basicはデスクトップ版のOffice系アプリケーションが付属しておらず、Microsoft TeamsやSharePointのようなコラボレーションツールに特化したプランです。買い切り型のOfficeを導入しており、Microsoft TeamsやOneDriveといったクラウドサービスを利用したいという企業におすすめのプランと言えます。

Microsoft 365 Business Standard

1,360円/月(税別・年間契約)
一般企業向けとして提供されている中でもっともスタンダードなプランです。WordやExcelといったOffice系アプリケーションはもちろん、Microsoft TeamsやSharePointといったコラボレーションツールを備えています。

Microsoft 365 Business Premium

2,180円/月(税別・年間契約)
一般企業向けの最上位に位置するプランです。Office系アプリケーションやコラボレーションツールだけでなく、セキュリティソリューションのEMSが搭載されている点が他プランとの決定的な違いと言えます。Officeやコラボレーションツールに加え、堅牢なセキュリティ環境を構築したい企業向けのプランです。

大企業向け3つのプランの比較

一般企業向けとして提供されるMicrosoft 365のプランは3つあります。それが「Microsoft 365 E3」「Microsoft 365 E5」「Microsoft 365 F3」の3つです。ここからは、各プランの特徴や料金について見ていきましょう。

Microsoft 365 E3

3,480円/月(税別・年間契約)
大企業向けプランであるE3は、Office系アプリケーションやストレージサービスのOneDrive、コラボレーションツールのMicrosoft TeamsやSharePointなどに加えて、セキュリティソリューションのEMSが搭載されています。ここまでは一般企業向けの上位プランBusiness Premiumと大きな違いはありません。大きく異なるのは、一般企業向けプランは300名という制限があるのに対し、大企業向けプランはユーザー数に制限がない点です。

Microsoft 365 E5

6,200円/月(税別・年間契約)
Microsoft 365の中で最上位に位置するプランがE5です。Microsoft 365に搭載されている、およそすべての機能を備えています。E3との相違点として挙げられるのが、より強固なセキュリティシステムを搭載している点です。とくにCASB(Cloud Access Security Broker)と呼ばれるセキュリティソリューションのMicrosoft Cloud App Securityが搭載されているのはE5のみです。また、高度な分析ができるPower BI Proも含まれています。

Microsoft 365 F3

870円/月(税別・年間契約)
大企業の最前線で働く現場担当者向けのサービスがF3です。Officeアプリケーションを備えておらず、ワークフローの自動化やチームの連携性強化など、現場作業のために開発された機能やリソースに特化しています。大企業プランなので、ユーザー数無制限かつ強固なセキュリティ機能を備えているのもF3の大きな特徴です。

Microsoft 365の導入メリットとは?

ここからは実際にMicrosoft 365を導入することで得られるメリットについて解説します。

コストの最適化が図れる

Microsoft 365は、初期コストが不要のサブスクリプションサービスのため、最低限のコストで運用できる点が大きなメリットです。

更新作業が不要

更新作業が不要な点もサブスクリプションサービスの大きなメリットと言えます。買い切り型のOffice製品と違い、常に最新バージョンを利用できるため、長期的な観点から見ればコストパフォーマンスに優れると言えるでしょう。

デバイスやOSを選ばない

Microsoft 365はWeb版・モバイル版・PC版と、それぞれの環境に適したアプリが用意されているため、デバイスやOSを問わず最適化された環境で利用可能です。

安全性が高い

Microsoft 365はセキュリティ管理に優れるという点も大きなメリットと言えます。スパムやマルウェアの自動検出、データ漏えいや損失を防ぐためのDLP(Data Loss Prevention/データ損失防止)機能など、さまざまなセキュリティ機能が備わっています。とくに一般企業向けの上位プランから大企業向けのプランに関しては、数あるクラウドサービスの中でも最高峰のセキュリティ環境を構築可能です。

まとめ

Microsoft 365は、DXを実現するために不可欠なソリューションです。しかし、実際に導入し、運用効率を最大化するためには深い知見が求められます。Microsoft 365の導入を検討している企業は、TCS社が提供する導入支援サービスを活用してはいかがでしょうか。詳しい情報は下記URLをご覧ください。
https://www.cloudtimes.jp/hubfs/resource/pdf/thorough-utilization-m365-microsoft-teams.pdf

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