RPA/ワークフロー

Power Automate Desktop「活用ソリューション」でできること

パソコンを使ったデスクワークの自動化が進む現在、注目されているのがMicrosoftのRPAツール「Microsoft Power Automate Desktop」です。本記事では、この製品の特徴から具体的な活用例まで、導入を検討中の方に役立つ情報をお届けします。

Power Automate Desktop「活用ソリューション」でできること

Microsoft PowerApps はじめてのアプリ開発

Microsoft Power Automate Desktopとは

「Microsoft Power Automate Desktop」とは、Microsoftが提供するクラウド型のRPAツールです。RPA(Robotic Process Automation)とは、定型作業のデスクワークを、AIなどを使ってコンピューターが代行する概念を指します。

Microsoftは2019年より、「デスクトップフロー」というRPA機能を搭載した、「Microsoft Power Automate」というブランドを展開してきました。

Power Automate Desktopはそうした製品の1つで、デスクトップレコーダーと Webレコーダーにより、ブラウザやアプリのさまざまな操作を単一のフローで記録し、コーディングすることなく自動化を実現します。また、Pythonスクリプトの実行やAI機能連携なども可能です。

これまで手動で行ってきたさまざまな打ち込み作業を自動化できることにより、業務の効率化につながります。また、注力したい業務にリソースを集中しやすくなるので、品質やサービスの向上、業績アップ効果などにも期待できます。

Power Automate Desktopで業務を改善した活用事例

では、Power Automate Desktopを活用すると、どのように業務を改善できるのでしょうか。以下に具体的な事例を3つ挙げますので、参考にしてください。

ブラウザ操作の自動化

Power Automate Desktopを活用すれば、ブラウザ関連の多様な操作を自動化できます。ここでは、ブラウザ操作を自動化し、業務改善に成功したある派遣会社の活用事例を紹介しましょう。

この企業では、これまでシステムへのログインから派遣契約情報のダウンロードまでの定型作業を、すべて手動で行っていました。しかし、レコーディング機能を用いて一連の作業を自動化フローに変換したことで業務を効率化でき、年間200時間もの労働時間削減を達成しました。

また、Power Automate Desktopを活用すれば、すでに取得しているデータを使い、不足している部分を自動化によって補うことも可能です。例えば、住所の情報は取得しているものの、郵便番号だけが抜けている顧客リストのデータがあったとします。もし手動で郵便番号を書き加えたとしたら、リサーチも含めて膨大な時間がかかってしまうでしょう。しかし、ブラウザ操作で住所の検索を行い、転記までの手順を自動化すれば、短い時間で郵便番号も含めたデータを補完できます。

アプリケーション操作の自動化

Power Automate Desktopは、オリジナルで開発されたデスクトップアプリケーションの操作も自動化できます。特に膨大な顧客情報を扱う販売管理アプリケーションなどの作業においては、その真価を発揮します。

Power Automate Desktopを使えば、販売管理アプリケーションから請求や注文に関する詳細な情報を取得すると同時に、Webシステムと連携することも可能です。それまで手動で行っていた一連の作業を自動化することで、作業時間は大幅に短縮され、作業効率も改善します。

Excel操作の自動化

Excel操作を手動で行っていると、頻発するのが転記ミスです。Excelでは扱うデータが多岐に渡ることもよくあり、数式やマクロ機能を使用している場合、ある項目を修正すると関係したほかの項目の数値まで変わることもあるため、入力に手間がかかりがちです。

Power Automate Desktopでは、入力位置や固定値などの情報をテキストファイルから取得し、転記のルールを作成した上で入力を行えるため、項目を追加したり、データ位置を変更したりといった複雑な作業も自動化できます。時間と手間が省けるだけでなく、転記ミスも防げる一石二鳥の活用法と言えるでしょう。

メール送信の自動化

ビジネスの連絡にメールを利用することが多くなった現在では、一日に送るメールの数が相応に多くなることもあります。せめて添付ファイルの容量制限などにより分割されたメールや、作業完了報告などの事務的なメールは自動で送信したいと感じることもあるでしょう。

Power Automate Desktopは、簡単なマウス操作と入力のみでメール送信を自動化できます。設定ファイルから取得した値や、処理内で作成した変数を宛先や本文に設定しておけば、それらを柔軟に組み合わせることでさまざまなパターンのメール送信が可能です。

Power Automate Desktop導入のご提案

ここまでPower Automate Desktopがいかに業務効率の改善に役立つかについて、実例を交えながら紹介してきました。しかし、せっかくPower Automate Desktopを導入しても、活用するノウハウがなければ宝の持ちぐされになってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、Sky株式会社が提供するPower Automate Desktopの「活用ソリューション」です。これは、ツールの導入だけにとどまらず、その後のシステム開発まで支援するワンストップサービスとして提供されています。

Power Automate Desktopを自社だけで効果的に活用するには、ある程度プログラミングなどの専門知識を保持している必要があります。その点、「活用ソリューション」を利用すれば、Sky株式会社が長年のソフトウェア開発で培ってきたノウハウを活かし、総合的な開発体制の導入から定着までを柔軟にサポートしてもらえます。

まとめ

Power Automate Desktopは、従来手動で行っていたブラウザ操作やExcel操作を自動化し、作業の大幅な効率化を実現する画期的なツールです。しかし、使いこなすには一定以上のIT関連知識・スキルが必要なため、導入を躊躇している企業もあるでしょう。

「活用ソリューション」は長年ソフトウェア開発に携わってきたSky株式会社が、Power Automate Desktopの導入からシステム開発までサポートするワンストップサービスです。

Power Automate Desktopのメリットを最大限生かして業務の効率化を目指すなら、ぜひプロの支援が受けられる「活用ソリューション」の利用をご検討ください。

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