Power Platformで利用できるPowerShellコマンドを紹介

 2021.09.30  BizApp チャンネル編集部

PowerShellは、Windows上の反復作業を自動化できるキャラクターユーザーインターフェイス(CUI)です。コマンド入力だけで操作できるため、キーボードがあれば、PCのほとんどすべての操作をすることができます。そこで今回は、PowerShellで利用できるコマンドについて、詳しくご紹介します。

Power Platformで利用できるPowerShellコマンドを紹介

Microsoft PowerApps はじめてのアプリ開発

PowerShellとは

PowerShellは、Microsoftが開発したスクリプト言語、キャラクターユーザーインターフェイス(CUI) です。CUIを使えば、PCを動かしているWindows OSに、テキストで直接コマンド命令を出せるようになります。プログラムを指定して起動させたり、ファイルの位置を移動させたりすることも可能です。

コマンド入力によって命令を出すため、マウスを操作する必要はありません。なお、PowerShellはWindows 10に標準装備されているので、Windows 10ユーザーなら利用する際にコストが発生することはありません。

PowerShellのコマンドレットとは

PowerShell は、Windows PowerShell 環境でコマンドを実行する PowerShell スクリプト言語で記述された関数「コマンドレット」を使うことができます。コマンドレットは、従来のコマンドをわかりやすくしたもので、「動詞-名詞」という命名規則で作られているのが特徴です。

そのため、従来よりもコマンドの内容を直感的に把握できるという大きなメリットがあります。Webブラウザーの管理ポータルに移動する必要もなく、ビジネスアプリケーションプラットフォームで対話できるのも特徴です。

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Power Platformで実行できるPowerShellコマンド

ここからは、Power Platformで実行できるPowerShellコマンドをご紹介していきます。

事前インストール

アプリ作成者用のPowerShellコマンドレットを実行するには、事前に次の手順に従って準備する必要があります。

  1. 管理者として PowerShell を実行します。

  2. 次のコマンドを使って必要なモジュールをインポートします。
    Install-Module -Name Microsoft.PowerApps.Administration.PowerShell
    Install-Module -Name Microsoft.PowerApps.PowerShell -AllowClobber

    コンピューターの管理者権限がない場合は、次のコマンドを使用します。
    Save-Module -Name Microsoft.PowerApps.Administration.PowerShell -Path
    Import-Module -Name Microsoft.PowerApps.Administration.PowerShell
    Save-Module -Name Microsoft.PowerApps.PowerShell -Path
    Import-Module -Name Microsoft.PowerApps.PowerShell

  3. リポジトリのインストールポリシーの値の変更を受け入れるよう要求された場合は、すべてのモジュールに対し、「A」を入力し、さらに各モジュールに対しては入力を押下して同意します。

  4. コマンドにアクセスする前に、資格情報を入力するオプションがあります。資格情報は最長約 8 時間で更新されるため、その間に再びサインインしてコマンドレットを使う必要があります。資格情報を入力するコマンドの詳細については、こちらをご覧ください。

Power Appsのコマンド

目的 コマンドレット
Microsoft Dataverse ソリューションへのキャンバス アプリケーションの追加 Set-PowerAppAsSolutionAware
環境の読み取り Get-PowerAppEnvironment (以前は Get-PowerAppsEnvironment)
Get-FlowEnvironment
キャンバス アプリケーションの読み取り、更新、および削除 Get-PowerApp (以前の Get-App)
Remove-PowerApp (以前の Remove-App)
Publish-PowerApp (以前の Publish-App)
Set-AppDisplayName (以前の Set-PowerAppDisplayName)
Get-PowerAppVersion (以前の Get-AppVersion)
Restore-PowerAppEnvironment (以前の Restore-AppVersion)
キャンバス アプリのアクセス許可の読み取り、更新、および削除 Get-AdminPowerAppRoleAssignment (以前の Get-AppRoleAssignment)
Remove-AdminPowerAppRoleAssignment (以前の Remove-AppRoleAssignment)
フローの読み取り、更新、および削除 Get-AdminFlow
Enable-AdminFlow
Disable-AdminFlow
Remove-AdminFlow

Power Automateのコマンド

目的 コマンドレット
すべてのフローの表示 Get-AdminFlow
フロー所有者のロールの詳細の表示 Get-AdminFlowOwnerRole –EnvironmentName 'EnvironmentName' –FlowName 'FlowName'
フロー ユーザーの詳細の表示 Get-AdminFlowUserDetails –UserId $Global:currentSession.userId
フロー ユーザーの詳細の削除 Remove-AdminFlowUserDetails –UserId 'UserId'
すべてのフローを CSV ファイルにエクスポート Get-AdminFlow | Export-Csv -Path '.\FlowExport.csv'

API接続のコマンド

目的 コマンドレット
既定の環境のすべてのネイティブ接続を表示 Get-AdminPowerAppEnvironment -Default | Get-AdminPowerAppConnection
テナントのすべてのカスタム コネクタの表示 Get-AdminPowerAppConnector

データ損失防止(DLP)ポリシーのコマンド

目的 コマンドレット
DLPポリシーの作成 New-DlpPolicy
DLP オブジェクトのリストの取得 Get-DlpPolicy
DLP ポリシーの更新 Set-DlpPolicy
ポリシーの削除 Remove-DlpPolicy

まとめ

PowerShellを活用すれば、反復作業の自動化による業務効率化も実現できます。コマンドレットはプログラミング初心者でも操作しやすいので、学習コストがかからないというメリットもあるでしょう。複雑な命令や処理をすれば、ExcelやWordを一元管理することも可能です。この機会にPowerShellを導入して、業務の自動化と生産性向上に役立ててみませんか?

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