開発言語、それぞれの特徴とトレンド。時代はローコーディング?

 2019.11.11  BizApp チャンネル編集部

将来的にIT人材が大幅に不足すると予測されているここ日本において、ソフトウェア開発者の需要は増し続けています。2020年からはプログラミング授業が必修化されることから、先進的なIT国家を目指している政府の「本気度」がうかがえます。

老若男女問わず、プログラミングの面白さに触れることで、これからどんどん開発者人口が増えていくかもしれません。しかも、ソフトウェア開発者の平均年収が一般職に比べて高いことから、プログラミング学習を始めたいという方は増えています。

そこで本稿では、開発言語別にそれぞれの特徴やトレンドについてご紹介していきます。どの開発言語を学ぶかによってできることも違いますので、ぜひ参考にしてください。

programming-languages

代表的な開発言語

C言語

1972年にベルシステム社の研究開発部に所属していた、デニス・リッチーが主体となり開発された言語です。Cはソースコードを記述し、それをコンパイル(翻訳)する必要があります。ソフトウェア開発にあたって、コンピューターのCPUやメモリを意識する必要があり、コンピューターの理解できる言語の1つです。「開発言語の祖」とも言われており、学習難度は少々高めです。

C++

1983年にCの拡張言語といて開発されました。「シープラ」「シープラプラ」「シープラスプラス」など複数の呼び方があります。C++は、前述したCに「オブジェクト指向」と呼ばれる開発手法を追加したのが特徴です。これは「モノを組み立てるように指示を構成する」手法であり、その特性から学習初心者でもとっつきやすくなっています。ゲーム開発などでよく使われている開発言語です。

C#

Microsoft社のWindows NETフレームワークのために開発された言語です。主にWeb開発、ゲーム開発、またはMicrosoft関連の開発で一般的に使われています。最近ではiOSやAndroid向けのネイティブモバイルアプリにも使えるようになっているので、開発の幅が広がっています。Microsoft社製品を多く扱っている企業に勤めている方などは、初学言語としておすすめです。

Go

2009年にGoogleが開発した、オープンソースプロジェクトの開発言語です。当初はLinuxとMac OSのみのサポートでしたが、2013年3月よりWindowsにも対応しています。開発言語としての歴史は浅いですが、表現豊かなソースコードを簡潔に記述できることから、人気が急上昇しています。

2018年度版の『開発言語別年収ランキング』では1位を獲得しており、需要の高さも兼ね備えています。

HTML/HTML5

Webサイトを構成するための基本的な開発言語であり、皆さんが普段目にしているすべてのWebサイトはHTML/HTML5によって構成されています。HTMLとHTML5の違い視覚効果にあり、新しくリリースされたHTML5の方がWebサイトに若干の動きを加えることができます。ソフトウェア開発ではなく、Webサイトを作りたいという方におすすめです。

Java

OSに依存しない開発言語として、さまざまな分野で活躍しています。開発したソフトウェアがOSに関係なく動作してくれることや、専門知識をあまり必要としないのがメリットです。AIや機械学習分野でも広く採用されており、Minecraft(マインクラフト)などの有名ゲームもJavaで作られています。

JavaScript

Webサイトにさまざまな機能を加えるための開発言語です。たとえばSNSのシェアボタンや、ある動作をきっかけにポップアップを表示する機能などもJavaScriptで作られています。すべてのWebブラウザとの相性が良く、かつ多様なライブラリが提供されていることから学習難度は低めになっています。ただし、特定の型を持たない言語でもあるので、ミスを見つけて修正するのが難しい側面もあります。

Kotlin

Javaを動作させるのに欠かせないJVMというプラットフォーム上での開発が可能であり、Javaとの互換性が高く、より安全で、より完結で、よりシンプルな開発言語を目指したのがKotlinです。Javaをより簡潔なプログラムとして作成し、かつJVM上で動作させることができるため、簡潔で安全性の高いソフトウェアを開発できます。

PHP

HTML/HTML5への埋め込みが可能な、スクリプト開発言語の1つです。JavaScriptと同様にWebサイトに動きを持たせることができます。違いは「どこでソースコードを実行するか」にあり、JavaScriptがWebサイトを閲覧したクライアント側で実行するのに対し、PHPはサーバー側で実行します。

Python

1991年にオランダ人開発者のグイド・ヴァン・ロッサムによって開発された歴史ある開発言語です。Pythonは少ないソースコード量で簡単にプログラムを作成でき、ソースコードが読みやすいという特長から初学者にも好まれています。AI分野を中心に、Web開発などで幅広い分野で活用されており、ここ数年で人気が急上昇しました。かなりオールラウンドな開発言語なので、学んでおいて損はありません。

Ruby

Webサービス開発の主流といえばRubyです。日本人開発者の手によって作られ、現在では世界中で利用されています。ShopifyやSlideshareなど世界の人気サイトのバックエンド開発にも活用されており、信頼性もあります。Ruby on Railsというフレームワークによって開発を簡素化できます。

Rust

「安全性」「速度」「並行性」という3つの観点から開発が進められている開発言語です。2006年の開発初期は個人プロジェクトでしたが、2009年よりMoFoが関わり始めて、Mozilla Researchの公式プロジェクトになっています。RustはCやC++のようにコンパイルを必要とされる言語であり、高速に動作するソフトウェアを開発するのに最適です。

SQL言語

データベースとコミュニケーションを取り、情報のやり取りをするための開発言語がSQLです。ソフトウェアを開発するためには使いませんが、RDMS(リレーショナルデータベース管理システム)を使用するソフトウェアのデータ管理に欠かせません。会員制Webサイトなどユーザー情報を取り扱う場合もSQLを使用しますので、データベース開発者には一定の需要が常にあります。

 

業務アプリの新たな開発/カスタマイズ手法 ローコードとは?

上記でご紹介したのは一般的に言語を実際に記述するものです。また、その一方で高速開発ツールというものが存在します。GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)による操作でプログラムを生成し、ソフトウェア開発における工数を大幅に削減するためのものです。

そして現在、ソフトウェア開発を効率化するための手段として注目されているのが「ノンコード/ローコード」です。

Microsoftが提供するノンコード/ローコードソリューション、それが「Microsoft PowerApps」です。PowerAppsとはビジネスアプリケーションをプログラミング無しで作成するためのサービスです。「開発ではなく作成」というのがこのサービスの特徴で、ユーザーはプログラムを記述することなく、PowerPointのような直観操作とExcelと同じような関数を入力すれば、誰でも簡単にビジネスアプリケーションを作成できます。

 

開発言語学習として大切なのは、「自分が今何をしたいか?」をハッキリさせてから学習に取り組む開発言語を決めることです。学習方法によっては、3ヵ月程度とごく短期間でソフトウェア開発に取り組めることもあるので、ぜひこの中から自分にとって最適な開発言語を選んでください。

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