アプリ開発時のセキュリティ対策とは? 可能性のある問題と対策方法を解説

 2022.08.09  BizApp チャンネル編集部

アプリ開発において、機能や操作性を重視するのは大切なことですが、それ以上にセキュリティ対策が重要です。適切なセキュリティ対策をしていないと、リリース後にユーザーへ迷惑をかけるばかりか、自社の信頼も損ないかねません。懸念される問題を把握し、適切なセキュリティ対策のもとアプリ開発を進めましょう。

アプリ開発時のセキュリティ対策とは? 可能性のある問題と対策方法を解説

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アプリ開発のセキュリティ対策とは?

アプリ開発におけるセキュリティ対策とは、リリース後のアプリをユーザーが安全に利用できるよう対策を行うことです。リリースしたアプリのセキュリティが脆弱では、不正アクセスや情報漏洩など、ユーザーがさまざまなリスクに直面するおそれがあるため、適切な対策のもと開発を進めなくてはなりません。

たとえば、銀行の口座番号やクレジットカード番号などを入力して使用するアプリの場合、悪意をもつ第三者からサイバー攻撃を受けるおそれがあります。その結果、ユーザーの銀行口座からお金が不正に引き出される、クレジットカードを不正利用されることも考えられます。

ユーザーが危険に晒されず安全にアプリを利用できるよう、開発側にはセキュリティ対策が求められます。万が一上記のようなことが発生すると、企業としての信頼を失い事業の継続すら困難となるおそれがあるのです。

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アプリ開発におけるセキュリティ問題

AndroidやiOSなどで動作するアプリを開発する際、さまざまなセキュリティリスクが考えられます。ユーザーと組織を守るためにも、企業は適切なセキュリティガイドラインのもと開発を進める必要があります。以下、アプリ開発における主なセキュリティ問題をピックアップしました。

ウイルス攻撃による危険性

アプリのセキュリティが脆弱では、ウイルス攻撃の被害を受ける可能性があります。アプリを媒介してマルウェアがユーザーのスマートフォンに感染し、さまざまなリスクをもたらします。

過去には、30万台以上のスマートフォンがマルウェアに感染した事例があります。このケースでは、正規のルートでインストールしたにも拘らず、その後のアップデートでマルウェアに感染してしまったのです。

スマートフォンがマルウェアに感染すると、動作に不具合が発生したり、個人情報を詐取されたりといったおそれがあるため、開発時には徹底して脆弱性を潰す必要があります。

情報漏洩の危険性

アプリには、個人情報を入力して使用するものも多々あります。適切なセキュリティ対策が行われていないと、ユーザーの個人情報が外部に流出してしまうおそれがあるため注意が必要です。

流出した個人情報が悪事に利用されるケースは少なくありません。金融機関の口座番号やクレジットカード番号などが流出したとなると、直接的な金銭的被害をもたらすおそれもあるのです。

アプリ開発時のセキュリティ対策方法

ユーザーが安心して利用でき、なおかつ組織の信頼を失墜しないよう、しっかりとセキュリティ対策を行ったうえでアプリ開発に取り組みましょう。以下、具体的なセキュリティ対策方法を解説します。

認証基盤をどうするのか検討する

アプリのセキュリティ性を向上させるために、適切な認証基盤を用いることが大切です。代表的な認証基盤には、高度なシングルサインオンなどを実現するハイブリッド統合認証基盤やクラウド統合認証基盤などがあります。

ハイブリッド統合認証基盤では、それぞれの認証基盤を連携させる手間はかかりますが、ユーザーが従来使用している他アプリやシステムとのシングルサインオンを実装可能です。
クラウド認証基盤は、認証と認可をクラウド上で行うもので、実装難易度は下がりますが、ユーザーが従来使用している他アプリやシステムと別のID基盤が必要になります。

認証基盤は、上記だけにとどまらず、さまざまな形態があります。作成するアプリの動作環境を考慮して適切な認証基盤を選ぶようにしましょう。

SSL/TLSを活用して暗号化通信を行う

SSLとTLSは、いずれもデータを暗号化して送受信する仕組みです。データを暗号化せずにオンラインでやり取りしてしまうと、不正アクセスや情報漏洩につながるため注意が必要です。

暗号化通信の重要性は、GoogleがWebサイトの評価基準にしていることからもわかります。ユーザーを守るため、SSLやTSLを実装しているWebサイトを高く評価しているのです。

SSLやTLSの実装により、クレジットカード情報や個人情報などを安全にやり取りできます。アプリにこうした情報の入力を求めるのなら、暗号化通信で安全にやり取りできる環境を整えましょう。

HTTPS経由でサイトを表示する

HTTPSとは、SSLやTSLで暗号化した通信を指します。Webサイトへアクセスしたとき、URLがHTTPSから始まっていれば、通信が暗号化されている証です。

一方、HTTPは通信が暗号化されていないため、サイバー攻撃の標的となるおそれがあります。不正アクセスを受けた結果、個人情報を詐取される、情報を改ざんされるといったリスクが発生するのです。

アプリの連携機能は必要最低限にする

近年では、連携機能を充実させたアプリも数多くリリースされています。ユーザーにとっても便利な機能ですが、必要以上に連携機能を充実させてしまうと、セキュリティリスクを高めてしまうため注意しましょう。

さまざまな機能と連携できるのは便利であるものの、それが原因でマルウェアに感染してしまうリスクがあります。アドレスや写真などと連携させることで、ユーザーの情報が外部に流出してしまうおそれもあるのです。

連携機能を付与すること自体は問題ありませんが、本当に必要かどうかを考えましょう。不要な連携を排除することで、セキュリティを高められます。

個人情報などの不必要な情報は扱わない

アプリによっては、個人情報や金融機関情報などの入力を求めるものもあります。アプリの性質上、仕方がないケースがあるかもしれませんが、必要最低限に留めることがセキュリティリスクをコントロールするうえで重要です。

個人情報やクレジットカード情報などは狙われやすいため、サイバー攻撃の標的となるおそれがあります。アプリの脆弱性をついた攻撃を受け、これらの情報が流出するとユーザーに多大な不利益をもたらしてしまうでしょう。

会員登録のように、個人情報の入力を求めるフォームを設置するケースも多いですが、上記のようなリスクがあることを覚えておきましょう。アプリにどうしても必要なのか、実装前に確認が必要です。

パスワード設定を考える

アプリ起動時にパスワードの入力が必要であれば、不正アクセスの防止につながります。個人情報の入力を求めるようなアプリであれば、よりいっそうパスワードを設定できる仕様が求められます。

ただ、パスワード入力を必要とするアプリであっても、長時間ログインできるようではセキュリティ対策が不十分です。そのため、一定時間が経過するとログインが無効になるようなシステムを実装するのもセキュリティ対策として有効です。

PowerAppsでアプリ開発のセキュリティ対策を行う

PowerAppsは、Microsoftが提供しているアプリ開発のプラットフォームです。通常、アプリ開発にはプログラミングの専門知識や技術が必要ですが、PowerAppsを用いれば最小限のスキルでアプリを作成できます。

PowerAppsであれば、自社にプログラミングスキルを有する人材がいなくても、アプリ開発を行えます。外部へ開発を依頼する必要がなくなり、コストも抑えられるのが魅力です。

また、上記のように自社開発が可能となるため、セキュリティリスクも引き下げられます。外部へ委託するとなると、システムの全容を知られ、情報流出のリスクも高まりますが、そのような心配がありません。

まとめ

アプリ開発におけるセキュリティ対策を適切に行っていないと、ユーザーの端末がマルウェアに感染する、不正アクセスにより情報が漏洩するといった被害を招くおそれがあります。ソースコードの難読化や暗号化通信の実装など、適切なセキュリティ対策を行いリスクの引き下げに努めましょう。
本記事で紹介したPowerAppsは、プログラミング知識不要でアプリ開発に取り組め、コスト削減も実現できます。セキュリティ対策にもなるため、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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