【セミナーレポート】実例で学ぶ!ここまできているデジタル時代における製造業のグローバル経営

 2018.09.19  BizApp チャンネル編集部

製造業を取り巻く環境はIoTに代表されるデジタル化の波によって大きな変革期を迎えています。とりわけ海外進出を展開、計画する企業にとっては、グローバル化や業務・意思決定のスピード化、コストの最適化などが喫緊の課題となり、基幹業務システムの抜本的な見直しや新規ERPシステム導入の検討が顕著に増えています。

このような背景のもと、日本マイクロソフトは9月6日「実例で学ぶ!ここまできているデジタル時代における製造業のグローバル経営」と題し、セミナーを開催しました。

すべての業種において「デジタル変革時代」が現実に

セミナーの最初のセッションは、KPMGコンサルティング株式会社 執行役員 イノベーション・グローバル戦略担当 秋元 比斗志氏によるキーノートです。秋元氏は「デジタル変革時代のグローバル経営管理」と題し、一般的な経済変化から製造業の動向について解説しました。

秋元氏はまずデジタル変革に関する3つのキーワードから始めます。1つ目は「シェアリングエコノミー」(保有から利用へ)、2つ目は「サブスクリプションモデル」(前払いから実績払いへ)、そして3つ目は「トークンエコノミー」(貨幣から共感価値へ)です。

これらはすべてのビジネスにインパクトを与えるキーワードであり、まさに経済を変えつつある視点であるということにはみなさんも実感があるのではないでしょうか。では、これらの変革は特に製造業に対してどのような影響を与えるのでしょうか。

秋元氏は仮説としてのシナリオを提示します。大量生産の時代は終わり、個々のニーズに対応したカスタマイズにいかに対応するのか、それらをリアルタイムに提供できるか、そしてそのプロセスを自動化できるのかという点を軸に展開します。そしてこのような世界は、同時にグローバルでの最適化を必要とするということもポイントです。

基幹システムに関するお役立ち資料

これを実現するためのキーワードが「アジャイル(俊敏性)経営」だと秋元氏は続けます。これを実現するためのポイントは、やはりプラットフォームの重要性です。データをいかに集約し、活用するのか。そのためには、その目標の設定、活用するべきデジタル技術の選定、そして施策の優先付けです。このような議論を経たうえで、施策のゴールや実行するためのモデル、優先事項などが決定します。

そして実現するためのプラットフォーム・トランスフォーメーションにつながるのです。最後に秋元氏は、プラットフォームの鍵は、セキュアでグローバル展開が可能なクラウドの活用にあると述べます。KPMGではこのトランスフォーメーションにおけるリスクの部分にも焦点を当てています。デジタル化された大量のデータからリスク要因を分析し、必要な対応を迅速に行います。デジタル化による新しいプロセスの実現と、リスクの低減を両立できるプラットフォームとしてのクラウドの重要性を説いて秋元氏のキーノートは終了しました。

グローバル展開事例に見る経営に寄与するERP導入の姿とは

続いて登壇したのは、株式会社日立ソリューションズ 産業イノベーション事業部 グローバルSCMソリューション第1部 技師 三田村直子氏です。

SCMとは」について調べてみよう!

ここでは製造業のデジタル変革を支える視点の中でも「グローバル」を起点にセッションが展開されます。これまで多くの日本企業のグローバル展開を支援してきた日立ソリューションズでは、多くの企業でITがグローバル展開のネックになっていたことに直面してきました。

そして、その課題に対して同社では「グローバルERP」の導入と、そのプラットフォームとしてMicrosoft Dynamicsをソリューションの中核としてきました。

まずITの課題として挙げられるのが、従来はグローバル拠点ごとにデータが管理されているため、データが属人的であり、また集計に時間がかかり、集計した結果のデータの精度も低いというものです。さらに、システムが統一されていないため、データ自体もコード体系がバラバラであり、集計するだけでも非常に手間がかかるということが発生しています。つまり、手間と時間がかかる割に集計結果の精度が低いため、グローバルの状況を把握したうえでの適切な判断ができなかったのです。

これをグローバルで統合したERPを導入することで、データやコード体系は一元化され、手間をかけずにリアルタイムな集計が可能になるのです。実際の事例を紹介しながらその効果を強調しました。さらに、これをクラウドで構築することにより、グローバルでのデータ連携はより容易になり、リアルタイムで正確なデータの把握と、それをもとにした適切な意思決定を可能にしたと言います。

最後に、これを実現するためには業務部門とIT部門の懸け橋となる存在が不可欠だと言います。日立ソリューションズは多くのグローバル企業の支援を通じ、両方をつなぐ役割を果たし、高い付加価値を提供します。みなさんもぜひその知見を活用してみてはいかがでしょうか。

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「使えるクラウドERP」が必要

最後に、デジタル変革の波が製造業にも及んでいる中、必要なのは「使えるクラウドERP」であると締めくくるのは、日本マイクロソフト株式会社 Dynamicsビジネス本部 斎藤広一氏です。

製造業の業務は生産だけではありません。需要予測から調達、生産、在庫、物流、フィールドサービスに至るまでのトータルのサプライチェーンの最適化が必要です。さらにこれはグローバルかつリアルタイムに行われなければなりません。

Microsoft Dynamics 365は、Dynamics 365 for Finance and Operationsを中心に、幅広い業務の対応により一連のプロセスを一元的にサポートします。またセキュアなクラウドサービスとして提供することで、デジタル変革時代に欠かせないプラットフォームとして位置づけることができます。

さらに、業務を支える情報はERPで扱われる業務システムのデータだけではありません。業務と業務の間には、Office 365を介して行われるメールやチャットなどのコミュニケーションデータやファイルなどの非定型的なデータもあります。これらもすべて統合できるのがマイクロソフトの強みであり価値です。この広がるデータの活用こそがデジタル変革時代の製造業に求められるプラットフォームなのですと強調し、セミナーは終了しました。

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