Dynamics 365でRPAを活用!ERPと組み合わせるメリットとは?

 2021.10.01  BizApp チャンネル編集部

現代ではテクノロジーが発展したことで、企業内で自動化ロボットの導入や業務の効率化に対する考え方が重要視されています。しかし「人手不足に課題を感じている」「自社の古くなったシステムや技術を見直したい」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、RPAを活用し、ERPを組み合わせることで、どのようなメリットがあるのか、そして課題を解決する方法について解説していきます。

Dynamics 365でRPAを活用!ERPと組み合わせるメリットとは?

最初にRPAとERPについて確認しておこう

RPAとERPにはそれぞれどういった意味があり、組み合わせることでどのようなメリットを享受できるのでしょうか。下記でRPAとERPの概要、それぞれを組み合わせるメリットについて詳しく解説していきます。

定型作業を自動化できるRPA

RPA(Robotic Process Automation)とは、パソコン上で行う定型作業を人間の代わりに自動化してくれるロボットのことをいい、別名で仮想知的労働者とも呼ばれています。RPAは、システム構築が不要なことに加え、簡単に使用できるのが特徴です。主に、伝票入力や問い合わせ内容の転記、商品情報の更新などの単純作業を得意としています。

RPAには、複数のプログラムを同時に実行できるサーバーインストール型とプログラムを一つずつ実行するパソコンインストール型の2種類があります。

株式会社MM総研の「RPA国内利用動向調査2021」によると、RPA導入率が2021年1月時点で年商50億円以上の大手・中堅企業では37%だと述べられており、2022年には50%まで上昇すると予想されています。

そして、RPAは24時間365日の稼働が可能なため、RPAを導入して提携作業を処理することで、人間は他の重要な仕事に専念できるようになるでしょう。

業務を最適化できるERP

ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業の販売管理や会計管理、人事管理などを始めとした、あらゆる基幹系業務のデータを一元管理することで、企業内の情報の流れや業務管理を効率化・最適化する考え方です。従来であれば、企業内で部門ごとに製造スケジュールを把握することや企業全体のデータを集計するのに困難を極めていました。

しかし、ERPを導入することで、データをリアルタイムで収集できるようになり、的確な経営判断が可能となりました。そして、在庫状況のようなシステム間におけるデータ不整合の解消にもつながります。

ERPには、自社内でサーバーやソフトウェアの環境を整えて利用するオンプレミス型とERPに搭載された機能をクラウド環境で利用できるクラウド型の2種類があり、ERPの導入は、セキュリティの一括管理や情報システム部門の負担が軽減するなど様々なメリットがあるため、今後もますます需要が拡大していくことでしょう。

RPAとERPを組み合わせるメリット

RPAとERPは全くの別物ですが、組み合わせることによって多くのメリットがあります。例えば、顧客の注文情報をERPに入力する作業の自動化や各部門がエクセルで管理している予算情報をRPAの使用により、ERPの予算管理ソフトにまとめることで、生産性の向上につながります。

このように、ERP上ではどうしても膨大な処理が必要になりますが、RPAによる提携作業の自動化を行えば、業務効率化を実現できるといったイメージです。毎日多くのデータ量を扱っている企業であれば、RPAによる作業の自動化は大きなメリットだといえます。

反対に、RPAは比較的シンプルなシステムであることから、社内に大量のRPAが乱立してしまう可能性があります。それらを放置してしまうと、システムに悪い影響をもたらしてしまうこともあるでしょう。そこでERP上でRPAを利用すれば、全ての基幹系業務をERP上で行えるため、大量のRPAは必要なくなり、RPAを一元化できます。

以上の点を踏まえて、RPAとERPの両方を上手に活用していくことが重要です。

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Dynamics 365とは

Dynamics 365とは、Microsoftが提供しているビジネスアプリケーションのことをいいます。簡単にいうと「企業の顧客情報を見える化し、営業支援やマーケティングなどの幅広い領域をカバーしてくれるツール」です。

Dynamics 365は、営業やマーケティングに関する情報の一元管理が可能なクラウドアプリケーションSalesforceとSAP社が製造するERPを組み合わせたようなシステムといわれることもあります。

実際に、Dynamics365には8つの豊富なアプリケーションで構成されています。

  • Dynamics 365 for Finance and Operation (ERP)
    全ての基幹システムを統合し、各業務の効率化を支援します。
  • Dynamics 365 for Marketing (マーケティング)
    顧客情報をあらゆる角度から分析し、イベントやキャンペーン管理などのマーケティングを行います。
  • Dynamics 365 for Sales(営業支援/CRM)
    顧客管理や見積作成、見込み顧客の選定など気付きを与える幅広い営業支援を行います。
  • Dynamics 365 for Customer Service(カスタマーサービス)
    問い合わせに対する迅速な対応、過去のデータから適切な情報を取得することにより、課題解決を支援します。
  • Dynamics 365 for Fiels Service (フィールドサービス)
    設備故障の予測や技術者の迅速な手配などを行います。
  • Dynamics 365 for Project Service Automation (プロジェクトサービスオートメーション)
    プロジェクトの始めから終わりまでをサポートします。自社内でかかるリソースの配分やプロジェクト進捗管理など。
  • Dynamics 365 for Retail (流通/小売)
    ECサイトやオムニチャネルの販売実績をリアルタイムでERPと統合。在庫状況や入荷状況などを的確に把握することで、顧客満足度の上昇が期待できます。
  • Dynamics 365 for Talent(人材管理)
    採用活動や教育などの人材管理を幅広くサポートします。

また、Dynamics365はSalesforceやSAPに比べて割安です。さらに、いつでもどこでもOfficeシステム融合であること、標準装備のインテリジェンスによる高度なデータ分析が可能など様々なメリットがあります。

アプリケーションを導入するうえで、幅広いニーズに対応しているものやコスト面を重視している企業にとっては、Dynamics 365がおすすめといえるでしょう。

Dynamics 365ユーザーはPower AutomateのRPA機能を活用できる

Power Automateとは、Microsoftが提供するRPA機能を持つツールで、Microsoft Azure上で稼働し、安定性が高いという特徴があります。そして、AndroidやIOSのモバイルからの操作にも対応しているため、自由度が高いのも魅力の一つです。

実際に、Microsoft製品を含む様々なアプリケーションであるコネクタと複数のクラウドサービスをつなぎ、接続することで自動ワークフローの作成を支援しています。Dynamics 365のユーザーであれば、Power Automateを無料で使えます。

また、Power Automateを使用して、単純作業や集計作業などを自動化すれば、その分の時間を有効活用できるほか、人為的なミスを防ぐことも可能です。次いで、Power Automateは、プログラミングやデータサイエンスの知識がなくても利用可能となっています。

エンジニアの業務に取り組んだことがない人でも、作成した自動ワークフローにAIを採り入れられるのは大きなメリットだといえるでしょう。

さらに、RPAを導入するにあたって、一般的には操作方法や使用上の注意などのトレーニングや講義を有償で受講することになりますが、Power Automateでは、RPAについて無料で学べるドキュメントと気軽に学べるコミュニティが提供されています。

まとめ

今回はRPAやERPの概要やそれぞれを組み合わせるメリット、MicrosoftのPower Automateについて紹介しました。ERPの課題をRPAの使用により自動化をすれば、業務の効率化を図れます。

また、Dynamics 365ユーザーはPower Automateを無料で使用できるほか、専門知識が必要としないのは大きなメリットだといえるでしょう。さらに、安定性が高く、セキュリティ性が高いのも魅力です。

RPAの導入を考えている方は、一度Microsoftの「Power Automate」の導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

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