ERPアプリケーションDynamics 365とは? 導入メリットも紹介

 2021.10.29  BizApp チャンネル編集部

Dynamics 365はマイクロソフト社が提供するERPアプリケーションです。この記事ではERPとは何かといった基本からDynamics 365の機能や特徴、メリットについて解説します。その上で利用例についても簡単に紹介するので、あわせて参考にしてください。

ERPアプリケーションDynamics 365とは? 導入メリットも紹介

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ERPとは?

ERPとはEnterprise Resource Planningの略で、日本語では「企業資源計画」と訳すことができます。文字通り人材・在庫・資金・情報といった企業の資源(Enterprise Resource)を統合的に管理(Planning)し、有効活用するための手法がERPです。

より具体的には、ERPでは以下にあげるような企業の様々な資源を管理するシステムを統合します。

  • 財務・会計管理
  • 人材管理
  • 顧客管理
  • 販売管理
  • 生産管理
  • 在庫管理
  • 給与管理など

これらを別々のシステムで管理すると、どうしても重複や無駄が生まれてしまう上に、必ずしもスマートに連携させられるとは限りません。ERPではこれらの機能を統合的に1つのシステムで管理することによって、全体的な効率化を図るのです。

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Dynamics 365の特徴

Microsoft Dynamics 365は、対応し豊富なモジュールを備えた次世代のERPソリューションです。クラウド・オンプレミスのどちらにも対応しています。Microsoft Dynamics 365はモジュールを適宜組み合わせて利用することで、業務の効率化が可能です。ここでは、Dynamics 365の特徴について1つずつ解説します。

顧客情報を一元管理化できる

Microsoft Dynamics 365は、以下にあげる8つのモジュールを備えており、これらを1つずつ利用することも併用することも可能です。(ここにあげたモジュールは主要なもので、他のモジュールも提供されています。)

  • Dynamics 365 Marketing(マーケティングオートメーション)
  • Dynamics 365 Sales(顧客管理/CRM・営業支援/SFA)
  • Dynamics 365 Customer Service(カスタマーサービス)
  • Dynamics 365 Field Service(フィールドサービス)
  • Dynamics 365 Operations(プロジェクト運営自動化)
  • Dynamics 365 Finance (ERP)
  • Dynamics 365 Commerce(物理コマースとデジタルコマースの統合)
  • Dynamics 365 Human Resources(人事の向上)

このようにDynamics 365はマーケティングからカスタマーサービスまで幅広いこれらモジュールを一体的に利用できます。そのためシステム間の連携が容易で、顧客情報を一元的に管理できるのです。

Office 365と連携できる

マイクロソフトオフィスのサブスクリプションサービス「Office365」は、Dynamics 365と同じくマイクロソフトが開発・運用しています。これらは独立したサービスですが、連携機能が充実している点も大きな特徴です。

そのため別々のサービスと感じさせないほど、シームレスに連携できます。両者で同じ顧客情報を繰り返し入力しなければならない手間も削減され、業務効率化となる点も大きなメリットです。

クラウド型ならサーバーの構築や維持管理が不要である

Dynamics 365はオンプレミスだけでなくクラウド型も用意されています。クラウド型であれば、サーバー機器の購入や構築、運用といった手間がかかりません。

そのため管理者の負担が軽減される上、初期投資も抑えられます。自社でバージョン管理する必要もなく、常に最新バージョンを利用可能です。自社の利用規模が大きくなった場合は、オンプレミス型に移行することもできます。

自社に合わせてカスタマイズしやすい

Dynamics 365は自社の運用にあわせて柔軟かつ簡単にカスタマイズできる点も注目すべきメリットです。まずDynamics 365では豊富なモジュールの中から、自社に必要なものだけを選択して利用できます。

またMicrosoft Power Appsを使えば、カスタマイズのために自社で難しいコーディングを行う必要がありません。ノンコーディングでカスタマイズできるのです。マイクロソフトに限らずノンコーディングは世界的に普及しつつあり、特にマイクロソフトはこの分野の開発を重視しています。

テレワークに対応している

Dynamics 365はインターネット接続が可能な環境さえあれば、自宅のPCやタブレット・スマートフォンでも利用できテレワークにも適しています。たとえば営業担当なら、客先からいちいち会社へ帰らなくても最新の案件情報を参照したり、出先のカフェで業務報告を行ったりが可能です。その結果、業務が効率化される上に、直行直帰もしやすくなるため無駄な残業時間も減らせます。

Dynamics 365の具体的な利用シーン

これまで見てきたようにDynamics 365は豊富な機能を備えており、考えられる利用シーンも少なくありません。ここでは、そのなかでもDynamics 365を自社でどのように活用できるかイメージしやすいように、いくつか具体的な利用シーンを紹介します。

シーン①直近のタスクを確認できる

フィールドサービスの担当者等は、日々のタスク確認が欠かせません。Dynamics 365 Salesのダッシュボードでは、現在進行中の商談をはじめとした活動や営業案件をはじめとして、業務に必要な情報を簡単に確認できます。部門や役割毎に、ダッシュボードを別々に用意することも可能です。さらにデータや表により各種データが可視化されるため、営業活動に必要な分析にも役立ちます。

シーン②顧客との折衝履歴を確認できる

既存顧客への営業活動をする際は、過去の折衝履歴をチェックする必要があります。Dynamics 365なら、既存顧客とのこれまでの対応履歴を検索・確認可能です。対応履歴は時系列でまとめられており、簡単に状況を確認できます。

これによって自社のどの部門・担当者から顧客にどのようなアクションがとられているかも素早く把握可能です。これによって、次にどんなアクションをとるべきか検討しやすくなります。OutlookをはじめとしたOffice365アプリケーションとの連携も可能なので、顧客との折衝に関する情報を繰り返し入力する手間も軽減可能です。

シーン③売り上げを予測できる

Dynamics 365に営業活動のデータが蓄積すると、見積金額・受注時期をはじめダッシュボード上で売上予測を一目で確認可能です。ダッシュボードにどのような情報を表示させるかは、ユーザーが自由に選択できます。そのため自社で使いやすいようカスタマイズできる点もメリットです。

Dynamics 365は豊富なモジュールを備えたERPアプリケーションです。顧客情報を一元的に管理できる点はもちろんのこと、Office365とシームレスに連携することから様々な業務が効率化されます。またオンプレミス型の他、クラウド型も用意されており、サーバー構築・運用の手間をかけずに利用することも可能です。利用規模が大きくなれば、オンプレミス型へ移行する方法もあります。

まとめ

Dynamics 365はマイクロソフト社が開発したERPアプリケーションです。豊富なモジュールを備えており、自社に足りないものを選択して利用できます。Dynamics 365はOffice365とのシームレスに連携しており、日々の業務を大幅に効率化可能です。オンプレミス型の他、クラウド型も用意されているため、サーバー構築・運用が不要で初期投資が少ない点もメリットとしてあげられます。その他、ノンコーディングで簡単にカスタマイズできる点や、テレワークに対応している点も注目すべきポイントです。

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