最近よく聞く「PowerApps」って何?その概要を5分で解説!

 2018.04.09  Dynamics 365編集部

PowerAppsとはMicrosoft Dynamics 365およびOffice 365で利用できるビジネスアプリケーション作成ツールです。ポイントは「開発ではなく作成」という点。このPowerAppsを利用できるプランは次の通りです。

PowerAppsを利用できるDynamics 365プラン

  • Dynamics 365 for Sales, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Customer Service, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Operations, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Field Service, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Project Service Automation, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Team Members, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Financials, Business edition
  • Dynamics 365 for Team Members, Business edition

PowerAppsを利用できるOffice 365プラン

  • Office 365 Business Essentials
  • Office 365 Business Premium
  • Office 365 Enterprise E1
  • Office 365 Enterprise E3
  • Office 365 Enterprise E5

以上のプランを契約していればPowerAppsは無償で利用できます。これらのプランを利用していないユーザーでも、スタンドアロンサービスを契約すればPowerAppsの利用が可能です。

PowerAppsのスタンドアロンサービス

PowerApps プラン1 月額料金760円/1ユーザー

PowerApps プラン2 月額料金4,350円/1ユーザー

価格やライセンスに関しては変更される場合がありますので、詳細は日本マイクロソフト社ホームページでご確認ください。

基幹システムに関するお役立ち資料

PowerAppsって何?

それでは改めてPowerAppsについてご紹介します。

PowerAppsは2016年11月にDynamics 365と合わせてリリースされたツールであり、もちろん日本語対応もしているため先述したプランで利用できます。その概要はプログラミング無しで簡単にビジネスアプリケーションを作成できるという優れたツールです。ユーザーはPowerPointのような直観的な操作と、Excelのような関数を入力するだけでビジネスアプリケーションを作成できます。

そもそも、複数のビジネスアプリケーションを統合したDynamics 365と総合的なコミュニケーション基盤であるOffice 365において、なぜPowerAppsのようなツールが提供されているのか?それは、企業によってはシステムだけでは満たせないニーズがあり、それを補助する役割を持つのがPowerAppsだからです。

たとえばDynamics 365ではセールス、カスタマーサービス、フィールドサービス、タレント、ファイナンス&オペレーション、リテール、プロジェクトサービスオートメーション、マーケティング、カスタマーインサイトという9つのビジネスアプリケーションを提供しています。

しかし、これらの機能だけで組織全体の業務を回せるわけではありません。製造業ならば商品の品質をチェックする工程や契約書を締結するような工程など、Dynamics 365が既存で提供するビジネスアプリケーションだけではカバーできない業務もあります。

そもそも、組織全体の業務を100%カバーできるITは存在せず、それはフルスクラッチ開発でしか実現しないため莫大なコストがかかります。

そこで、PowerAppsなどのビジネスアプリケーション開発ツールがあれば、製品が持つ本来の機能だけではカバーできない領域までITを浸透させて、組織全体の業務プロセス効率化や情報共有力向上を実現することができます。

PowerAppsと開発ツールの違い

冒頭で紹介したようにPowerAppsのポイントは「開発ではなく作成」です。実は、製品本来の機能ではカバーできない業務を補助するために開発環境を整えるITは少なくありません。特にDynamics 365のようなERPになれば今や開発ツールを提供する製品は当たり前です。それら他製品が提供する開発ツールとPowerAppsの相違点は、開発と作成です。

開発にはプログラミングが必要です。そのため、開発ツールごとに異なる開発言語を用意しており、専門技術を持った人でないとビジネスアプリケーションを開発できない傾向にあります。それに対しPowerAppはビジネスアプリケーションを作成するツールなので、プログラミングは不要です。先述の通り、はPowerPointのような直観的な操作と、Excelのような関数を入力するだけでビジネスアプリケーションを作成できます。

この違いは皆さんが想像している以上に大きなアドバンテージです。たとえば開発ツールの場合、情報システムが開発を担当することが多くユーザー部門主体のビジネスアプリケーション開発は難しいでしょう。開発の必要性を感じたユーザーは情報システムに開発を依頼し、要件を定義した上で開発に取り掛かります。

この時点でかなりのタイムロスであり、情報伝達というクッションを挟むことで業務実態に即したビジネスアプリケーションが完成しないことが多いでしょう。そのため、何度か同じやり取りをして改修を加えていくことで初めて業務実態に即したものが完成します。こうした一連のプロセスは業務内容が変化するたびに発生するでしょう。

それに対し、PowerAppはユーザー部門主体となってビジネスアプリケーションを作成できるため、開発ニーズに対するレスポンスが迅速です。ユーザーはわざわざ情報システム担当者に開発依頼をする必要は無く、ユーザー自らが業務実態に即したビジネスアプリケーションを作成できます。そのため素早くビジネスアプリケーションを素早く開発して、素早く改修し、早急に完成形へと近づけることが可能です。業務内容の変更にも柔軟に対応できるので、業務実態に即したシステム構築が可能でしょう。

ただし一つ注意点があります。PowerAppをユーザー部門主体で作成すると、業務プロセスが属人化する可能性があることです。ユーザー各人の采配だけでビジネスアプリケーションを作成すると、誰が何をどのように作成したかの把握が困難になります。なので少なくとも上長の承認を得るようにして、誰が何をどのように作成したのかを把握できる環境を整えましょう。

Dynamics 365はPowerAppsだけじゃない

いかがでしょうか?今回はDynamics 365およびOffice 365で利用できるPowerAppsについてご紹介しました。しかしDynamics 365の魅力はPowerAppsを利用できるだけではありません。その真価は、複数のビジネスアプリケーションから成る情報資産の一元管理によって、最大限のデータ活用が可能になることです。営業、経理、総務、人事、生産、技術、情報など各部門がシームレスに連携して、組織の全体最適化が図れます。この機会に、Dynamics 365が持つ価値ある機能にぜひご注目ください。

Microsoft Dynamics 365概要

RECENT POST「製品」の最新記事


この記事が気に入ったらいいねしよう!
Dynamics 365 自習書シリーズ
Microsoft Dynamics 365概要

RANKING人気資料ランキング

ブログ購読のお申込み

RANKING人気記事ランキング

RECENT POST 最新記事

TOPIC トピック一覧