
Microsoft Power Platform
Microsoft Power Platformは、業務アプリケーションを構築・運用するためのマイクロソフトが提供するプラットフォームです。Microsoft Power Platformは、PowerApps、Microsoft Flow、Power BI で構成されます。
Microsoft Power Platformの目的と必要な理由
企業がビジネスを変革し成長を加速させるために、そして、デジタルトランスフォーメーションを実現するためにはITの力が必要不可欠です。しかし、多くの企業のシステム開発能力はニーズに追いついていない現状があります。調査会社のデータによるとアプリケーションの需要は開発能力の 5 倍を超えており、 絶え間なく変化するビジネス ニーズに追いつけていません。異次元のスピード感が求められるデータの時代において、システム開発の遅れはビジネス機会の損失に直結します。
そこで登場したのがMicrosoft Power Platformです。Power Platformを導入すれば企業はデータ主導の経営をかつてないスピードで瞬時に実践することが可能になります。

Microsoft Power Platform概要
Microsoft Power Platform は PowerApps、Microsoft Flow、Power BI でデータの収集から解析・予測までロー コーディングで実現するプラットフォームです。Microsoft Office を使い慣れたユーザーであれば、新しい業務アプリケーションの構築を容易に行うことができます。また、Power BIで企業のデータをリアルタイムに可視化しデータ主導のビジネスを加速することが可能になります。
Power Platformアプリケーション
3つのアプリケーションで、データの収集からプロセス構築、分析・予測まで、ローコーディングで実現します。
PowerApps
アプリケーションをイメージ通りに短期間で構築

Microsoft Flow
ビジネスプロセス構築のためのワークフローを素早く設定

Power BI
業務データからインサイトを素早く発見

PowerAppsとは
PowerAppsは、プログラミングの知識を必要とせず、PowerPointライクは視覚的な設計画面とExcelのような関数を組み合わせるだけで、簡単にアプリを作成できる開発プラットフォームです。
- スマートフォンやタブレット、Webブラウザでアプリの利用が可能
- あらゆるデータソースと連携、さらに業務で生まれるデータを集約統合
- PowerPoint の UI と Excel 関数の感覚で作れるキャンバス アプリと複雑な業務プロセスにも対応できるモデル駆動型アプリ
Microsoft Flowとは
Microsoft Flow は、お気に入りのアプリを統合して、タスクを自動化します。ワークフローの自動化により、繰り返し発生するタスクを簡単に処理できるようになります。
- あらゆるアプリケーション、サービスに連携しワークフローと業務プロセスを自動化
- 分岐・並列処理・条件付き分岐、ループなどが必要な高度な業務プロセスに対応
- 一般的なビジネス シナリオのテンプレートが豊富

Power BIとは
Power BI は、情報に基づいて迅速な決定を下すための分析情報を提供するビジネス分析プラットフォームです。
- Excel の操作感で素早く効率的にレポートを作成、共有
- AI や機械学習機能によりだれでも高度な分析が可能
- ビジネスに合わせてカスタマイズされた対話型リアルタイム ダッシュボードを作成

ビジネス ユーザー自身がアプリケーション開発可能。ビジネス ニーズに即座、柔軟に対応
アプリケーション作成及び複数業務アプリケーション、サービスをまたがるプロセスが、コーディング等の専門スキルを 必要としない簡単な操作で作成可能。
- Microsoft PowerApps
ドラック & ドロップで簡単に自社 独自のアプリケーション開発、拡 張ができる開発プラットフォーム。 タブレット、モバイル (iPad、iPhone、 Android など)、Web ブラウザー に対応。 - Microsoft Flow
ノンコーティング GUI による簡単 な操作で業務アプリケーション、 サービス間のプロセスを自動化す るワークフロー機能。多数の標準 システム連携アダプターを提供。